『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

神様ばなし

遷宮:出雲大社~その2(では、その先へ)

祓社を過ぎると、右手にあずま屋を配した池、左手にはオブジェを配した空間が見えてきます。このあたり、あれこれ語ることはせず、こんなとこですよ~とただ写真だけ…と思っていたんですが、実は、行きにあれこれ写真を撮るのもな~と思たので、帰り道に撮っ…

遷宮:出雲大社参り~その1〈今日はガイドのつもりで〉(加写真あり)

さて、あなたは出雲大社にいらしたことがありますか? いらしたことがあるなら、今日の部分はたいして役に立たないかもしれません。今日はね、個人で、もしくは小グループで出雲大社にいらっしゃる方とご一緒するつもりで書く記事ですから…(ジモティ―でもな…

両参りもどき完了!

先日の美保神社に続き、ぽろぽろ来るかと思う感じだった曇り空が、拝殿にたどり着くまでには段々青空になり、一時は「もう勘弁してください~(T.T)」というほどの照り返しに。で、なぜか帰るころにはまだどんどん曇りだし…というおかしな天候の中、出雲大社…

美保神社奇譚ファイナル(そのヨン)

お参りの後は、美保神社から近い美保関灯台近くのビュッフェに。窓の向かう席からは、日本海が見えます。少しかすみながらも遠く隠岐の島も見え、遠くから近づいてくる船をカメラでのぞき、ズームアップしてみると、こんな模様が見えました。ほんとに開放感…

美保神社奇譚(その3)

さて、本題に戻ります。 お参りをすませて、檜皮葺きってこうなってるのか~などと、拝殿のたたずまいなど拝見して、拝殿の裏の方に回りました。 山が近く、そう広くはないのですが、どういうわけか、際限ない広さがあるように感じます。それも、とにかくま…

美保神社奇譚(その2)

以前の伊勢参りの時にも書いたことなので、覚えてらっしゃる方にとっては二度目になりますが、ちょっとお参りの勉強をしておきましょう。 神社の拝殿でお参りするときには、「まず自分の住所・氏名を述べること」、というのが大事なお約束なんだそうです。…

美保神社奇譚(きだん)〈その1〉

ようやく、ずっと置いてきぼりにしていた美保神社のお話です。私の勝手な感じ方の話ですが、お付き合いいただけたらうれしいです。 美保神社は、出雲大社とセットでお参りすべし!(この二社にお参りしてこその出雲のご利益。一節には、ここにこないと半減す…

予習・美保神社

さて、この頃時々触れていた美保神社のお話です。その参拝記の前に、ちょっと美保神社の予習をしておきましょう。 美保神社は、島根半島の右突端(鳥取県より)にあり、テリアの小犬を横から見た形をしている鳥取県の、そのテリアのしっぽの先あたりにあたる…

行ってきました!

行ってきました、美保神社。 この記事のは携帯(電話)での写真ですが、「なるほど、出雲大社との両参りがいいというのは、こうことかもしれない」と自分なりに思える経験をしたりして、ワクワクしながらたくさんの写真をとったので、写真を選んでから記事に…

両参りになるかしらね

この間、出雲大社で遷宮が行われたことを記事にしましたが、出雲大社には、ここにも参っておかないと、片参りと言って「出雲の神様のお陰が半減する」と言われる神社があるというのを、今年はじめて、それも本で読んで知りました。 出雲大社参拝歴は子供の頃…

旧暦の1月3日になりました(地主神社~その1~)

改めて、新年明けましておめでとうございます^^ 一昨日、何気なく録画した清水さんの映像を見ていたら、その境内にある地主(じしゅ)神社が出てきました。 正直な話、この神社には、若い女の子達が好みそうな御守がたくさん置いてある(ある種、商売上手…

W遷宮(今年は特別な年らしい)

もしかしたら、今年はすごい年になるかもしれません。 ご存知の方も多いかと思いますが、今年は、伊勢神宮と出雲大社両方で、遷宮(神様のおうちの引越し)が行われる年なのですが、実は、この二つが重なる年はとてもまれなことなんだそうです。 神宮(伊勢…

思いがけない出逢い(シタテルヒメ~その2)

さて、天上の貴公子ワカヒコさんとのロマンスは、古事記などにも扱われています。アマテラスさんの信頼厚く、前任者がオオクニヌシさんになびいてしまって帰ってこなくなったので、彼はその代わりにこの地上に使わされた…ということのようなのですね(オオク…

思い掛けない出逢い(シタテルヒメ~その1)

昨日の記事で、織姫と彦星のモデル…という話を最後にちょこっとしました。今となれば、最初に何を検索していたのか忘れてしまっているのですが、思いがけず、織姫と彦星のモデルになった神様がいるという話に行き当たり、ちょっと興味をひかれてそのサイトに…

なにごとの おわしますかは知らねども

なにごとの おわしますかは知らねども かたじけなさに 涙こぼるる 晩年を伊勢で過ごしたという西行が、何歳の頃なのかは分からないけれど、伊勢神宮を訪れて詠んだという有名な歌ですよね。 「どんな立派な神様がいらっしゃるのかは分からないけれど、あまり…

伊勢神宮ヨン百物語(そして、旅の終わりに)

さて、長々と書いてきた「伊勢神宮ヨン百物語」も、ようやく終わりです。その前にもうちょっと思ったことを…。 これまでの記事の中でちょっと書きましたが、神宮の外宮と内宮域にある別宮には、それぞれ同じ神様が祀られています。もちろん、アマテラスさん…

伊勢神宮ヨン百物語(伊勢事情あれこれ)

最後のお話をする前に、ちょっと歩き方の説明をしますね。下宮内宮とその外にある別宮を訪ねる場合、外にある別宮はタクシーの方がやはり効率的です。例えば、私が行った外にある別宮三社と猿田彦神社でいえば、下宮から徒歩で行ける月夜見さんへは、当然待…

伊勢神宮ヨン百物語(フォトグラフ)

私の好きだった風景。光や匂いや風、感じてもらえるかな…。

伊勢神宮ヨン百物語(そして、最後の荒祭宮へ)

神宮は今、来年の式年遷宮(拝殿のお引越し)の準備中です。御正宮のところももちろん工事中で、今の御正宮の隣には高じの幕がかけられ、残りの別宮・荒祭宮に一番楽に行けるはずだったルート(最初上ってきたのとは違う)にある石段も、工事のために閉鎖さ…

伊勢神宮ヨン百物語(とうとう中心に立つ時)

風日祈宮から神楽殿まで戻り、そこからさらに先へ進む御正宮への道のりは、少し距離があります。下宮の御正宮までの近さや、暑さのために余計にそう思うのかもしれないけれど、「まだかなぁ」とつぶやきながら、汗を拭き吹きその道をたどります。 そして蝉時…

伊勢神宮ヨン百物語(祈りの名のつく橋を渡って)

やはりまず、風日祈宮から行くことにしました。この風日祈宮に行くには、神楽殿が見えた辺りで右折し、風日祈宮橋という橋を渡って行きますが、歩いていてその橋が目にはいってきたら、あまり人影のないこちらに先に行きたくなったんです。 宇治橋からの眺め…

伊勢神宮ヨン百物語(第二鳥居を越えて)

内宮のお参りは、五十鈴川での手水に始まります。手水舎はもちろんあって、手や口を清めたりはしますが、ここでは五十鈴川で手を洗い清めてから…というのがお約束らしいです。 この日の参拝客は下宮よりはるかに多く、下宮がホールコンサートなら、内宮はド…

伊勢神宮ヨン百物語(宇治橋の途中で)

内宮を訪れる頃には、かなりの暑さになっていました。所によるのかもしれませんが、「38℃になるという話を聞いた」という声が聞こえてきたのは、内宮域に入る宇治橋を渡る頃です。 私、そのあたりでまたポカリ○エットを飲むつもりだったのですが、人の流れか…

伊勢神宮ヨン百物語(再び道開きの場所に)

さて、「伊勢神宮ヨン百物語」を最初から読んでくださっている方は、覚えてらっしゃるでしょうか。早朝だったために、最初に行った猿田彦神社でお守りをいただけなかったことを。その猿田彦神社は、これから訪ねる内宮からすぐ近くにありますから、やはりこ…

伊勢神宮ヨン百物語(下宮別宮めぐり)

御正宮でのお参りのあとは、多賀宮(たかのみや。「たがのみや」ではない)・土宮(つちのみや)・風宮(かぜのみや)と3つの別宮を巡ります。 まずその前に、(正式参拝をされる方は、神楽舞を間近に見せていただける)神楽殿に行きました。トヨウケさんの…

伊勢神宮ヨン百物語(その幕の前に立つということ)

参道の鳥居をくぐり、さらに進むと、何でお食事係さんが、内宮から5キロも離れたところにいるのかはともかく、伊勢市の駅から近く、深い木立の中に御正宮のほか、3つの別宮(ここの場合、トヨウケさんに関係し、特別扱いされているお社)と10の摂社(関係す…

伊勢神宮ヨン百物語(鳥居の前で)

神宮には、大きく分けて、内宮と外宮という神域があります。内宮の主祭神は、何度が書いたアマテラスさん。外宮の主祭神は、アマテラスさんの食べ物をつかさどるという豊受大神(とようけのおおかみ)、トヨウケさんです。 このトヨウケさん、元々は違うとこ…

伊勢神宮ヨン百物語(ツキヨミさんとツキヨミさん)

神宮の内宮と下宮の「別宮」には、それそれ同じ呼び方の社殿があります。内宮の方は「月読宮」、下宮の方は「月夜宮」とあらわし、ご祭神も、それぞれ「月読尊」、「月夜見尊」とあらわしますが、どちらも、「つきよみのみや」で、「ツキヨミノミコト(ツク…

伊勢神宮ヨン百物語(みっつめの出会い)

倭姫宮(やまとひめのみや)は、外宮と内宮の間にあって、神宮美術館や祭祀のあれこれを見る事が出来る徴古館など、いわゆる神宮を知る事が出来る「箱物」が集まった所にあります。この徴古館、かなり興味深いものがあるらしいので、いつかまた訪れてみたい…

伊勢神宮ヨン百物語(ふたつめの出会い)

さて、この前の記事の続きです。 この佐瑠姫(さるめ)さま、別の名前もお持ちです。その名前は、「アメノウズメノミコト」。どこかで聞いた事がありませんか? 弟の乱暴に腹を立てたアマテラスさんが、天の岩戸の奥に隠れてしまい、世の中が真っ暗になって…