『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

伊勢神宮ヨン百物語(再び道開きの場所に)

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 さて、「伊勢神宮ヨン百物語」を最初から読んでくださっている方は、覚えてらっしゃるでしょうか。早朝だったために、最初に行った猿田彦神社でお守りをいただけなかったことを。その猿田彦神社は、これから訪ねる内宮からすぐ近くにありますから、やはりここに寄ってから内宮に向かうことにしました。

だいぶ慣れた一礼もスムーズに、鳥居をくぐります。ここまで無事に回ってきたことのお礼を言ってから、社務所に向かい、お守りを頂いたんですが、その後、もう一度お参りし、拝殿の前にあるおみくじを引かせていただきます。

何せ構想1年(笑)ですから、結果的に神宮のことをあれこれ調べ、思わぬ情報をたくさん拾いました。その中に何故か、神宮にはない(!)おみくじの引き方…というのもあったんですね。読んでいて、「私はそんな風におみくじを引かせていただいたことはなかったな~」と思ったのですが、これを読んでくださっている方の多くもそうなんじゃないかなぁ。もし、こんな風にされた事がなかったら、一度これを参考にしておみくじを引かれるといいかもしれません。

おみくじを引くときは、まずお参りをすませ、「これからおみくじを引かせていただきますが、これこれについてアドバイスをください」と念じながら、拝殿の方を向いておみくじを引くといいんだそうです。大吉だとか凶だとかいうことよりも、「そこに書かれている和歌や言葉の方に、求めているアドバイスがあるから、それを心に刻んでおくように」、というんですね(その後は、財布に入れたり、手帳にはさんでおいたりして、時々取り出してみるのとなおいいらしい…)。そして、その言葉を胸に、もう一度拝殿にお参りし、「神様の光」をいただいてから帰ると何よりの力になる…とそこには書かれていました(…神様の光?)。

そういう文に出会ったことも縁だと、私もそれにのっとっておみくじを引いてみました。

「かき曇る 空さえ晴れて さしのぼる 日かげ のどけき わが心かな」…だそうです…^^;。

さて、私はここで、一番形が気に入った佐瑠姫さんの縁結びのお守りと、猿田彦さんの守祓(まもりはらい=お守りの中身だけ)を買いました。ちょっとやってみたいことがあったからです。

これも神宮の事を調べていて知ったことですが、お守り袋って、これ自体がお守りということではないので、自作のお守り袋などに収めてもいいんですって(実際、神宮で、守祓をいただくときに、「袋は手作りされますか?」と聞かれました)。

それから、いつも行っているところが守祓をいただけるところなら、前にいただいているお守り袋の中身だけを(古いお札やお守りをお返しするところに)お返しして、新しい守祓をいただき、元のお守り袋に収める…というのでもいいらしいんですよ。神宮には守祓がありますから、ここではそれができますね。ずっと自分の元にあってなじんだお守り袋のほうが、何だかよさそうな気もします。

そしてもうひとつ、お守り袋の中身はひとつでないといけないわけではない…ということも知りました。どなた(?)かとご一緒に入っていただくのも失礼ではない、ということです。特に神宮の内宮・外宮など、なんの問題もない。内宮・下宮、同じお守りでもデザインが違いますから、好きなほうを買って相方さん(?)にお入りいただくという方法もあるんです。ひとつのお守り袋の方が、持つのには便利に決まっていますよね。

ちなみに、それを試みた私は、外宮の方で勾玉型のお守り袋のを買いましたが、何とか収まったものの、内宮さんの守祓を収めるのがちょっと大変でした。袋の形状からすると、内宮さんの方のお守り袋入りをいただいて、外宮さんにお入りいただいた方が楽そうです…^^;。まっ、一緒にしたいなら…ということではありますが…。

実は、私はこの猿田彦さんの所でも同じことをやったんです。佐瑠姫さんのお守り袋に、あとで猿田彦さんの守祓を入れたんですね。お守り袋の中のスポンジを減らすという作業が必要でしたが、これは楽に収まりました。同じ境内でも社殿の違うお二人…。迷惑だったでしょうか…^^;。



(上のが外宮の鈴守り。色の種類としては、赤…というより、オレンジと紫と白があります。白い色のお守り袋って珍しい気がしたので、これにしてみました。下のが、佐瑠姫さんのお守りです。これにはもう一種類、赤地に金のがありました。形がアンシンメトリーでしょ? 横から見たらハマグリ形になっているんだそうです)