『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

遷宮:出雲大社~そのヨン(で、ファイナル)~なぜ出雲なのか…

さて、住所と名前を名乗って、あれこれ「しっかり頑張ります」とお参りした後は、拝殿から裏のあたりの、実は私が一番好きなあたりに回ります。
 
このあたりについては、以前あれこれ書いたので、今の大社の画像を見ていただくことをメインにしたいと思います。
 
 
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今回、ご本殿の真裏も撮ってみました。
 
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              ここがスサノオノさんのお社です。
 
暑かっただけに、このあたりの木陰の快さったらありませんでした。スサノオさんのお社の前の木陰で木漏れ日を見上げていたら、通り過ぎていく風に交じって、「ああ。こんな気分ってどれくらいぶりかなぁ」と、たぶん、横にいらした奥さまだろう方に言われた男性の声が聞こえました。そうです。そんな気持ちになれるところなんですよね、ここ…。それだけでいいって思えるくらいに…。
 
 
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覚えてらっしゃいますか? 一番力をいれてお参りするのは、オオクニヌシさんのお顔が向いている拝殿奥左手のここですよ。
 
ぐるっと本殿の後ろを巡り、最後に、おみくじを引いてみました。その前に拝殿で、「これからおみくじを引きますので、今の私が心がけておいた方がいいことを教えてくださいますように」とお願いしておいてからね。
 
そうそう。この大社には、大吉とか小吉とかという区別はありません。「これこれこういうことに気をつけなさいね」っていうのと、運勢が書かれています。先回の美保神社では、内容をまとめると、私へは、「果報は寝て待て」でした。「焦んなよ、お前…。今はジタバタしたってしょうがないんだから」ってことだったんでしょうかね。で、今回私、生まれて初めておみくじの「一番」引きました~♪(自らパチパチ…。「だからどうした」)。「正直にして曲がった心なくば、何事にも幸縁に結ばれざることなし」。一歩前進ですか~(爆)。まっすぐでいていいんですね? まっすぐで…。了解です!
 
さて、それから私は出雲古代歴史博物館へ。前回たくさんの、国宝の銅鐸や剣に圧倒されたんで、もういちどそれを見たかったんです。ここについても、以前触れたことがありますので、そのあたりは割愛しますが、実は、そこに向かいつつ、あるものを見て、思いがけないことに気が付いたんです。
 
以前触れたのがこれ↓
 
私が見たのは、ここに着いた時には雨が降りださんばかりだった空が真っ青になっているのに、山の頂あたりだけ残った雲の姿でした。「変な雲!」って話している大学生くらいの男の子の5人連れもいたので、そう感じたのは私だけじゃないと思うんですが、とにかく、山頂あたりをせわしなく行ったり来たりしてるの。それも結構な勢いで…。変でしょう? だって、そういうタイプの風、吹いてなかったんだもの。で、不思議に思ってそれを見ながら歩いていたら、一転、思いがけない形になったんです。写真だとわかりにくいかなぁ…、一瞬はもっとはっきり見えたんだけど、とにかく動いてるからね…。こちら側から見ると、雲がハート形に見えませんか? 私がそう思っただけかもしれないですけど(山がありますからね。それに隠れてそう見えたのかも)。
 
 
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そんなことを思いながら博物館に着いた私は、そのホールの壁に書かれた絵を見て、「ああっ!」と思わず声をあげてしまったんです(恥ずかしかったぁ…)。そこにあったのは、かつてオオクニヌシさんの御霊が仮殿に移られた後、一般公開された本殿で拝見した、雲の絵でした。そのときにね、「そうだ。雲だ!」って思ったんです。美保神社のテーマ(?)は海だと感じたけれど、大社は「雲」だと…。そう思って気が付きました。ここは出雲です。八雲立つ出雲です…。なんか、ちょっとブルっとしました。
 
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                      こういうのが、博物館にはモノクロで描かれていました。
 
本殿でのいきさつはこれ↓
 
 
そういえば、中島みゆきさんの歌にありましたよね~。空~と海との間には~♪って…(おいおい。海じゃなくて、君だってば…ーー;)。
 
で、もうひとつお願いしてきたことがあります。ええ、「あのこと」です。「どうぞよろしくおねがいしま~す!」と。こればっかりは、自分ではどうしようもないですからねぇ…。オオクニヌシさんに、丸投げです(爆)。