伊勢神宮ヨン百物語(そして、その旅は始まった)

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さて、朝はかなりの汗をかいて目覚めました。…というか、寝ては起き、寝ては起きを繰り返していて、ほとんど熟睡できていなかったんです。エアコンの調節が個別にできないようになっていて、それも設定温度がかなり高かったので、羽毛布団で寝るには相当無理があったんです。実はこの状態、後で考えると、ちょっと恐いものだったんですね。

そんなことに気づかない私は、「まっ、それもあること」という程度に考えて、シャワーを浴び、髪を乾かし、オリンピックのニュースなど見ながら買ってきていたものを食べ、準備を始めました。

最初に尋ねるのは、猿田彦神社です。ここへのバスの始発は7時少し前。その時間より早く動きたかったし、暑い中効率的に動くためにも、駅まで行ってまずタクシーを拾おうと思っていました。問題は荷物です。実は、このあたりのコインロッカーは小さめのが多く、そう大きいわけでもない私の四輪の旅行バッグが入るコインロッカーは、隣駅の宇治山田駅にしかないということだったんです。つまり、伊勢市の駅ではごく小さな荷物以外は預けられないということです(行ってみようと思われている方、ここ覚えといてくださいね)。

歩く→もしかして迷う→(猛暑日)→疲れる→熱中症という想像ばかりをめぐらしていた私は、そう遠くはないという駅への行き方をあれこれ考え、とにかく伊勢市の駅に戻ってタクシーを拾い、宇治山田駅に寄ってもらってから行こうと決めて、エレベーターのボタンを押しました。

ところが、なんということでしょう。エレベータを降りたら、私の先に降りていた一人旅らしい泊り客の方の声が聞こえたんです。「まず荷物を預けたいんで、宇治山田駅まで行きたいんですけど…」。

フロントのお兄さん、「宇治山田駅…。ここを出て、左に折れてまっすぐ行っていただけば…」。「方向音痴なんですけど、大丈夫ですよね?」「はい。道なりですから、迷う方が大変だと思います(笑)」「そんなに歩かなくても大丈夫ですか?」「おおよそですが、5分かからないかと…」

「えっ? 今何ておっしゃいました?」状態。迷いようがない? 歩いて5分??? 何をあれこれ考えてたんだか。昨夜から聞いてみればよかった…ーー;。

ほほに当たる、まだまだそれなりに涼やかな風。建物の日陰になる道。

私は、ゴロゴロと旅行ケースを押しながら、セミ時雨とラジオ体操のピアノの流れる中を歩き出したのでした。





テレビ、ちょっと元気が出てきそうな画面でしょ?(爆)。