『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

アテナツアーに行ってきました!(その2)倉吉市内

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 さて、アテナツアーの始まりです。

 まずは鳥取県の地図を思い浮かべてみてください。…と言っても、思い浮かばない人がほとんどだとは思いますが(^^;)、私は子供の頃から、「鳥取県の地図の形って、横から見たヨークシャーテリアの形に似てる」ってずっと思っているんですよね。そのわんこのおなかの辺りに当たる中部の中心地が、出発地点であり、解散地点でもある、倉吉駅のある倉吉市です。

 江戸時代から、優秀な腕を持つ鍛冶職人と周辺で採れる上質な鉄をもとに、稲扱千歯(いねこきせんば)と呼ばれる農機具を作り、日本全国にシェアを持ったという倉吉も、その繁栄は遠い昔(と言っている私からして、その頃を知らないわけですが)。今では、日本のあちこちにある「シャッター通り」と呼ばれるような通りを抱える、はっきり言って、元気のない街になってしまっています。

 ところが、その寂れ具合(?)が、ちょうどいいノスタルジックな風景を作り出しているらしく、メイン通りから少しだけ入ったところを流れる玉川沿いにある、かつての繁栄の遺物―白壁土蔵群が、近年ここの観光の目玉になっているんです(土蔵の一部は、工房やショップになっていて、この辺りの特産品を求めることができるようになっています)。アテナの撮影も、その辺りで行われたようです。

 その白壁土蔵群は、駅から車で10分ほどの距離にあります。そこに着くまでの間に、ガイドさん(いかにもいい人風な外見ではあるけど、いや。実際いい人だなと思ったけれど、ちゃんと話すと、やっぱりお役所関係の人だなとわかるアラサー男性。要所要所を締め、バスでは披露しなかった知識も持っていた)のユーモアたっぷりの自己紹介と、これからの日程の説明、そして、プサンからの留学生だというサポートガイド君(俳優さんの池端淳平君似。ドラマのシーンを再現する役目も担う)の挨拶がありましたが、その近さなのでそれが終わるか終わらないかの間に最初の「現場」に到着です。

 ほかの方の多くは、どうも初めてではない様子。それも、皆さんお友達のようで、和気あいあいというか、にぎやかそのもの(聞きたいことも堂々と聞かれ、それでけっこう笑わせてもらったり、思いがけないお話を引き出してもらったりしましたから、ありがたいお仲間でした)。「さあ。着きましたよ!」という朗らかな声を合図に、みなさんさっさと降りていかれます。このドラマを見ていたわけでもなく、ましてや出演者のどなたかのファンというわけでもなく、ここに特に興味をひかれることもないと思っていた友達と私は、その最後に並んだのです。





(左の写真は自分で撮ったものですが、右手のは、ツアーパンフからです。土蔵群を撮った写真を載せようと思ったんだけど、どうも私の愛情が足りないらしく、あまりのひどさにやめました。そういえば、昨日の記事に載せたクリアファイルの写真も、このあたりを上から撮ったのが使われていましたね)