さて、ここからしばらくは「アテナ」に関係ないお楽しみタイムです。このあたりではおなじみの、「ふろしきまんじゅう(ネーミングは、このおまんじゅうの風呂敷をたたんだような形から来ていると思います)」の山本おたふく堂を訪れたあと、『名探偵コナン』の作者、青山剛昌さんの「青山剛昌ふるさと館」を訪れ、バスに乗ったときにオーダーしていたジェラートを車内で食べながら、ツアースタッフがベースキャンプを置いていた旅館へという道のりを辿るんです。
最初に訪れた山本おたふく堂は、この店の前を通る観光バスは必ず寄るといっても過言ではないお店です。メインの商品はこの「ふろしきまんじゅう」。鳥取駅や倉吉駅などのターミナル駅には必ずありますが、食品を売る観光施設にもよく置いてあるものです。黒糖を使った小豆餡の素朴な味わいを、嫌いだという人をわたしは知りません。特に、こちらでの特権のように食べられる、できたてのふんわり柔らかなのなら、わたしは何個でも食べられます、たぶん…(挑戦したことが無いので、たぶん…)。
そういえば、このおまんじゅうはドラマの撮影スタッフやキャストの皆さんに気に入られ、何度も差し入れされたそうで、帰国時に欲しいものはと聞かれたチョン・ウソンさんに、「ふろしきまんじゅう」と言わせたんだそうですよ。
店に入ると、そのできたてをすぐに試食させてもらえました。遣い物にするからと母に頼まれていた分も含め、唯一買う予定だったこのおまんじゅうを買い込み、セルフサービスで冷えた黒豆茶などいただいて、しばしの休憩です。真夏の昼下がり、海辺で広い墓地を眺めてきた身体には、この冷たいお茶は何よりのものでした。
ところで、ここの店内には、願いがかなうという触れ込みの、おたふく人形があるんです。頭をさすれば、頭が良くなる。ほほを触れれば健康に。鼻にふれれば金運上昇。口に触れれば恋愛成就。手を触ると夫婦円満…だったかな。一番人気は、画像のとおりです^^。わたし? はい。夫婦円満以外は、全部触っときました(爆)。
その次に訪れたのは、「青山剛昌ふるさと館」。以前、このブログでも、ここのことを書いたことがありましたが、そのときよりもう少し洗練(?)され、もっと楽しめる形にリニューアルされていたように思いました。海の向こうからのお客様の訪問先としてよくここの名前が挙がるのですが、そのたびに、「国内外を問わず、また再び…というのはないだろうな」と、実はずっと思っていたんです。でも、この感じなら、コナン好きな方なら、近くまで来たらついでにまた寄っていこうかと思われるかもしれません。
「置いてあるものに触らないように」とされているものの、再現された仕事部屋のデスクの前に立てるようになっているのは、今回いちばんの驚き(前は一切近づけなかったように思えます)。そっとデスクに触れ、じっとそこに置いてある仕事道具に見入るオタク系の男の子の、真剣な目が印象的でした。
ところで、するもしないも言わないのに、受付で当たり前のように試験用紙を渡され、それをときながら見学することになってしまったのですが、最後にはめでたくコナン検定の初級合格の認定証をもらったんですよ。こういうのも、旅の思い出になりますよね(ちなみに、この初級、たぶん誰でももらえます…^^v)。