『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

これは無理!

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とうとう見ました、「アテナ第8話」!

友達と行ったロケ地ツアーがどんな風に映像になっているかが見たい、というのが見たかった理由でした(ツアーに興味のある方は、書庫『まったり旅日記』の去年の8月の「アテナツアーに行ってきました!」をご参照ください)。

この前も書きましたが、7話途中からと今日見た8話、それからこの前のようにBSをさまよっていて見つけた9話を少しを見ただけ(その日もあることを忘れていて、始まって少したった部分から鳥取のシーンが終わったら、さっさと替えた)ので、しっかりしたストーリーはわからず、「ああ。この人がスパイなのね」とか、「この人は北の工作員だったのか~」、とかいう程度の理解でいますから、かなりに冷めた感想になっております(そう言えば、久しぶりにキム・スンウさんを見ました。『ホテリア」』の頃と比べると、体型を含めて、ずいぶん貫禄が出ましたね)。

いや~。7話と同じで、地理が滅茶苦茶。それまで距離のあったBoAさんとウソンさん(役名はしっかり忘れております)。BoAさんが襲われたのをウソンさん救ったことで打ち解け、あちこち観光(?)して回るのですが、米子から鳥取中部(あの犬のお父さんのCMの、「鳥取のハワイ(羽合)だで~」のご当地)でラーメンを食べてから、東部の鳥取砂丘へ行き、らくだの背に乗ってけっこうある海の方までのんびりと行ってたし(それから、海の見えるあたりに座り込んだ二人。何故かBoAさんが因幡の白兎伝説にやたらに詳しく、助けられたウサギが予言したという大国主命と全国に響いたという絶世の美女、八上姫とのなれそめを滔々と語ってみせたりしてますから、さらに時間はかかります)、その後で西部の境港の水木しげる記念館を見てると思ったら、今度は県中部の三朝温泉で足湯に浸かってる…という具合でした。

泊まっていた(とされている)米子のホテルから一気に一時間半くらいかけて東に進んで鳥取まで行き、そこから中部に戻ってラーメン食べたり、足湯に浸かって西部に戻り境港に行き、米子のホテルに戻るという最短行程をとったとしても、 夜が明けてからコンサートのリハーサルの時間までに帰るのは相当きつい。というか、限りなく無理に近い。少なくとも、遊ぶ暇はないですね。そうそう。コンサートが終わって帰国するBoAさんを米子空港で見送ったウソンさんが何故か次のシーンでは鳥取市内にいるし(これは設定上そのままです。県の西部から東部へ瞬間移動か?)、本部から連絡があった時点で、中部の倉吉にある敵のアジトに一人で乗り込もうとしている後輩を救うのには絶望的な距離でした(援護して助けたけど…^^;)。

…とまぁ、これは地理を知ってるからわかることなんですけどね。

あちらから誘拐されてきた新兵器(?)を開発する博士が閉じ込められていたとされている「高田酒造」の辺りの扱いも、かなりアバウトでしたね。実際の場所というより、架空の場所という感じでした(普段漢字を書かないスタッフが無造作な感じに書かれたと、この間のツアーの時に聞いた「高田酒造」の看板の文字はご愛敬でしたが…)。

何より、古い町並みや、「出来上がり前のもの」を奪い返し、お祭りで練り歩く行列の中をドンパチやりながら逃げ、追いかけるシーンにはちょっと引きました。こんなことして、「所轄の警察が道路を封鎖してる」と言われても、そう言ってるあなたも、捕まりますから~。

元々ドンパチドッカーンの続く映画は嫌いな私ですが、車の爆破シーンは許すとしても(偉そうですね…^^;)、 いちばんキツかったのは、実はちょこっとだけ見た9話での花見潟墓地でのドンパチシーンでした。

この墓地の成り立ちについては前に触れましたが(『アテナツアーに行ってきました!』の「花見潟墓地」で)、打ち寄せる波の音が聞こえるだけの墓地の佇まいを見ていた私には、飛びまわる弾丸であちこちの墓の一部が砕けて立ち上るシーンは、かなりショックでした。そんなに信心深い訳じゃないんですけど、お墓でドンパチは性に合わないわ~。アクションドラマはこんなものなんですかね…。

私には見続けられるドラマではなさそうです。だいち、ドンヒョクもインスもミニョンさんもウォンも出てこないし~~って、 あの頃の闘争心いっぱいのドンヒョクも、得意は徹底的なリサーチ(このドラマの人達は、不注意というか、不思議にこの辺りが曖昧なんです)と、駆け引きと心理戦だし、これでは母性本能のかきたてられる(?)シーンもなさそうだし、インスもミニョンさんも、ついでにチュンサンも浮きそうだし、やっぱり見せ場もない。ウォンはもっと無理だわね~。いや。それなら別の意味で面白いかも…。だけど、それじゃタイムスリップのお話になってしまう。ストーリーが変わってくるか…とあらぬ方に気持ちが動く私なのでした。




画像は、花見潟墓地から海を臨んで。