オットケ・ソウル(hikari的初めてのソウル旅)11

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 出入り口を入っていったそこは、穏やかな散歩道でした。このあたりの60~80代くらいの方達のウォーキングのコースになっているようで、その間隔はありましたが、その世代の方にたくさん会いました。いや。ほとんどがその世代の方といっていいような感じです。あちこちの木陰にベンチが配してあり、そこでのんびりした時間を過ごしてらっしゃる姿も見られました。「ポカリスエットあります」のポップの付けられた自動販売機もありましたし…^^;。

 おもしろいことに、「やたら元気なお母さん」って感じの方は、決まってイヤホンスタイル。音楽を聞きながら歩いてらっしゃるんです。耳元から漏れる音は、私の感覚でいうと演歌調ではありましたが。

 ウォーキングでもなさ気なスタイルで、一人トコトコ歩くその世代でない私は、やたら目だっていたようで、「おやっ。何だ?こいつは…」的な視線にもだいぶ会いましたが、かまやしません。出会う視線には会釈で返して、どんどん歩きます。

 そして、とうとうその木を見つけました! ウォンとヒヨンが歩いた道。あの木を。間違いない。この木です。すぐにもその木のそばにより、その姿をながめ、すぐまえの石垣に座ってみたいと思ったのですが、先客がありました。ご夫婦らしく、どうも奥様がご主人にお説教中のようで…。しょうがないので、私は少し先まで歩いて暇をつぶすことにしました。
 
 その時、70代くらいの、これもご夫婦連れかなと思ったお二人にお会いしたんです。奥様の方と目があったので、例によって会釈。一瞬「誰だったかしら」という感じの間があって、そのあと会釈を返してくださったのですが、驚いたのはご主人のほうです。ご主人は、私の会釈を受けて、うまく表現ができないのですが、とにかく絶妙なタイミングで、私からすれば最高に気持ちのいい会釈を返してくださったんです。

 すべてを包み込む感じの暖かな微笑みでした。私の会釈に心で応えて下さった。そう感じた途端、胸があつくなりました。今思うと、私はかの国をひとりさまようことで、少し過敏になっていたのかもしれないとも思うのですが、いずれにしても、 今度の旅のことを思うたびに、私はあのおじさまの微笑みを思い出すでしょう。それほどに素敵な微笑みでした。

 そして、ふっと思ったんですよね。これまで生きた分くらい更に生きたとき、「かの方」もこんなおじさまになるだろうと。