人はそれぞれ~二つ目の一段落目のお話~

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  この前、「出たり入ったりが一段落した」とここでお話ししました。そして、今日は二段落目の話です。

 ここ一週間ほど、ご近所をうろうろしていました。我が家に、保健推進委員のお役目が回ってきたからです。名前ややり方はそれぞれの場所で違うかもしれないけど、お役所主催の、自分の受けたい各種検診を調査するための書類を、我が家で言えば100軒あまりのお宅に配布し、おられなければ再訪問。それでだめなら不在票のようなもの(いついつまでに取りにまいります~っていうようなメッセージ)をつけて投函しておく。そして、一週間ほどおいて、それを回収して回る…というお役目です。

 ここ数年、周りの空き地や、休耕田が宅地に造成されたところにどんどん新しいお宅が立っています。以前、一人暮らしだった、母よりずっと年上のお友達が、九州に嫁がれている娘さんのところに行かれ、大事な布で作ったという半纏を置きみやげに下さった…というお話をしたことがありましたが、そのお宅を含めて、いくつかあった空き家も、この半年足らずの間にきれいにお化粧をして、ほとんどが新しい方で埋まっていますから、半分に迫る勢いの、お付き合いのないお宅ができていることになります。

 一気に増えてるものだから、前任の方に伺ってもそれがどこのお宅なのかもわからず、なんと私、グーグルアースでご近所を探しましたよ。でも、それにもまだ住所(番地)が載ってないくらい、というか、そこでは空き地になっている場所に、今は新しいお宅がどんどん立ってしまっているのがわかっただけ。グーグルアース、役に立たないし~

 とにかく、連日最高気温が30度前後の暑さの日々です。少しは涼しいからといって、見ず知らずのお宅に早朝や夜出かけていくわけにもいかず、とにかく気力体力を消耗しました。母は私よりはわかってはいるのですが、そんな母でも、見当もつかないところもあり、そのうえ、まだ表札もないお宅が何軒もあるので、この辺かなぁというお宅にお邪魔して、「失礼ですが、誰それさんのお宅でしょうか? 違いますか? じゃ、この中のどれでしょう(書類を数枚見せる)」という、強硬手段に及んだりもしました

 そのうえ、その皆さんの職種も様々。年齢も、状態もさまざま。アパートにいらしたはずの方が所在不明になっていたり、知らないうちに、一人暮らしのご老人が福祉施設に入ってしまっておられたり、引きこもりの一人暮らしの方がいらして、何度お邪魔しても会えなかったり、きっぷのいいスナックのママさんの、パジャマ姿での書類書きに付き合ったり、認知症が進んできていると聞いていた一人暮らしのおばあさん(何があったのか、そのとき最初から興奮状態だった)にお渡しした時、理解不能な言葉を交えながら、「こんなものはいらない!」と、持って行ったものをびりびりにされた…なんてこともあって、「いや、よくこんなお役目を皆さんちゃんとやってこられたものだ」…と感心したりしました。やってみなければ、その大変さがわからないお役目です。

 それでも、昔なじみのご近所さんは、「いただきに行きますから」とお話ししていても、仕事に出がけに我が家のポストに入れておいてくださっていたり、「散歩の途中に寄ったよ~」なんて言って、何人も提出書類を持ってきてくださったりして、そのありがたさが染みたりもしました。

 そして、集めた封書をお役所に持って行って、やっとその騒動も終わりました。これで落ち着いて寝られるよ~。ばんざ~い



※もちろん、写真の子には書類は配っていません