『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

メデリテな彼女たち(体験的SMAP論) その3



 さて、一晩頭を冷やしたところで、再開です。まず、昨日の記事を振り返ってみて、「あまりにも偏りがあり、即座に嘘がばれるようなあほらしい記事」を書かせた人(勢力?)を、えらく一か所に限定しすぎたなぁと反省したということをお伝えしますね。記事はあくまでも、ほとんどが事務所側に有利な記事だったというだけで、「そこだけが発信源だと言ってる人は誰もいない」からです。
 
そんなわけで、とりあえず、記事が信じられるかどうかを探る「メデリテ」の話に戻ります。
 
心を痛めるような記事ばかり出てくる中で、それらの記事があてにならないと悟ったファンの人たちは、その記事に関する、いろんな材料をブログなどに持ち寄り始めます。まさに、「メデリテ」のポイントの4番目の行動です。彼らのファンの年代、職種も色々ですから、それそれの立場からの話も聞いたうえで、自分たちの考えが間違いないということを確かめ合いたかったんでしょう。
 
その中には、公の報道では出てこなかった(なかったことにされそうになった)、後輩君のコンサートに、仲たがいしているとされている二人のメンバーが一緒に訪れ、関係者席の隣同志の席でそれを見て、終わると車を連ねて帰っていったという話もありました。
 
そこにいたのは、口止めをされていただろうスタッフや、その後輩君を見ることで手いっぱいだったろう彼のファンだけではなく、それこそ「彼ら」のファンや、別のグループのファンもいて(それも、座った席まで見ている人までいて)、翌日~翌々日のネットでは、それぞれに二人の登場についてつぶやいていました(で、後日その通りだったと確認もされています)。つまり、この場合は、流されている情報の「ふたりの不仲」などやっぱりなかったんだと、立場の違う外からの情報で知らされたんですね(いや、ひょっとしたら、不仲騒動の中でわざとそういう行動を起こした、二人から伝えられた…のかも)。
 
ファンクラブ解散のための会費の返金についても、こんなことがあったそうです。今回の返金は相手側の都合なので、本来は会員側が払う必要はないのに、返金手数料が必要とする一文があったそうなんですが、実は、彼女たちは何についても、一般的な手数料より高い額の手数料を常々要求されていて、その通りに払ってきていたらしいんです。なんて言っても、彼女たちの最大の弱みは、「彼ら」がその人たちの手の中にあるということ。そうしないと、彼らのコンサートを見ることができません。
 
これね、一人の額はたいしたことはなくても、100万人となれば、かなりの額になります(100円でも億ですよね)。えらく高いなぁと思いながらも、彼らのコンサートに行きたいがためにずっとそれを払ってきた彼女たちの想いは、この期に及んでブログやツイッターで爆発します。その言葉の中には、「ずっと我慢してきたけど、やっと声があげられる。これで私は法的に告発する立場に立つことができる」と書かれていたのまであったんです。今度のことでどれくらい腹に据えかねているか、わかりますよね。
 
話は少しずれますが、玉石混淆ではあっても、ネットで海外の今この瞬間の動きさえ確認できる今、力や情報操作で嘘がつきとおせると思うのは時代錯誤です。もうそんな時代ではない…。一人の声は小さくても、たとえば国を動かす大きな力にさえ成り得るんです。今回のことだけじゃなく、あらゆることについてね…。
 
 今、この瞬間も、彼女たちはふんばっています。最悪の事態を考え、時にくじけそうになりながら、それでも解散の撤回をあきらめず、「花摘みに行く」と言う隠語で『世界に一つだけの花』のCD購買する活動を続けたり、解散撤回を要求する署名活動をしたり…。あてもなく待ち続けるのも大変だけど、絶望の中で光を求め続けるのもつらいですよね。
 
そんな彼女たちのことを、「彼らは自分たちの意志で解散を決めたのに、解散を撤回してほしいと言うのはファンのエゴだ」という声もあります。けれどそれは、ファンじゃないから言えることだし、彼らとの交流がないから思うことでもあると思う。彼女たちには、全然エゴはないだろうとは言えないけど、自分たちのエゴでそれをやりだしたわけではないように私には見えました。
 
今回のことで、ずっと見守ってきた「彼らの動き」しか信じられるものはないということを、彼女たちは改めて知りました。自分たちの想いを話したくても、「自分の想いを話すことを許されない状態」に彼らが晒されているということも。それどころか、「自分たちの歌をテレビで歌うことさえ許されていない」ということも(今彼らが歌っているのは、人の歌だけです)。

 
たとえば、「解散発表の寸前に、次のコンサートの話をラジオで楽しそうにしていたメンバーが、コンサートなんかやりたくないなんて言うわけはない」。それは彼女たちの確信でした。もしあるとしたら、制限を受けたうえに、自分たちを愛してくれているファンに、精一杯のパフォーマンスを見せることが不可能だから。それしかない。そう仕向けている口が、「コンサートをメンバーが拒否した」なんて言えるのが不思議だ…とも言いたいでしょう。
 
だからこそ、解散が彼らの本意ではないと察し、期限まで2か月を切ってしまった今も、何とかことを動かそうとしてるんです。それを自分たちのエゴだなんて言うのはかわいそうです。彼女たちにとっては、本意ではない解散と言う渦の中からSMAPを取り戻すための、大げさに言えば「聖戦」なんですから。
 

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