『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

メデリテな彼女たち(体験的SMAP論) 終わりの章

 ところで、自らの気持ちを発せない彼らが、解散を望んではいないと、どうやって見極めたのでしょう。一つには、今年の初めのテレビでのライブで、テレビではあまり歌うことのない『STAY』を、そのときのライブの構成をしたリーダー君が選び、彼らがそこで歌ったということ。そして、1月の騒動の直後にも、彼はその曲を選び、自分のラジオ番組で流した。そういえば、何年か前の、フジテレビ系の27時間テレビのライブでも、メドレーのなかでこの曲を使っていたんじゃなかったか。さらには、なんで「テレビは武器」がテーマだったはずのその年の27時間テレビで、『彼らの解散』がテーマのようになっていたのか。そう考えていくと、もしかしたら、その頃から、いつかはこんなことになるかも…ということを彼らも彼らのごく近くの周りも予感していたんじゃないか。彼女たちの多くは、そう感じたんです。
 
つまり、最初に『STAY』を仕掛けたのは、彼らの方なんですね。だから、25周年記念のCDへのリクエストで『STAY』がトップになったというのは、その歌詞の想いが彼女たちの想いであるのと同時に、彼らからの問いかけの『STAY に対して、「わかってるよ」の『STAY』を返した人が多かったってことなんだなと私は解釈しています。彼らが本当にファンの人たちに届けたい想いがそれなら、確かに届いていたという証だと。
 
彼女たちは、彼らの動きを最大で30年近くも見てきています。小さな一言、言葉のトーン、その動作からアクセサリーまで、ちゃんと頭に入っているんです。だから、ちょっとした異変もすぐに気がつく。そして、ずっと見つめてきたその目に照らして、その想いを必死に察そうとした。そして、彼らは彼らで、そういう彼女たちを信じて、ぎりぎりのメッセージを送っていたのかも。
 
 たとえば、精神的に動揺をきたしているという情報を流されたメンバーは、土曜の夜の自分の生番組の後、その回の内容に関わることや、自分の想いを、首都圏で配られるとういうその番組の新聞に、絵として描くのが常なんだそうです。世界の興味深いCMが取り上げられた回のあとでは、こんなのを書いてます。


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その回の番組の中では、頭の上のうそ発見器の揺れで本音がばれてしまうというCMを扱っていたんですね(この回は見たから、私も知ってます)。「その製品はいい」というようなとこだけ、うそ発見器の針が真ん中にあって揺れないんです。この絵のクロウサギの上のメーターにご注目。針はどこにありますか? そして、もう一方の絵では、「やってやろうじゃないか!」と言わんばかりのクロウサギが旗を持っている。もうひとつ、メラメラ燃える炎の前に立つクロウサギの絵もありました。

放送されたのは、彼が精神的に病んでいるという情報がこれでもかと流されていた時でした。彼女たちも、そんなはずはないと思いながらも、傷ついているだろうことに心を痛めてました。そんな彼女たちが見るだろうこの絵。「心配しないで。僕は大丈夫。負けないから!」。そんなとこでしょうか。何故そう思うか。それは、彼がこれまで、言葉にしない形でファンにメッセージをよく伝えていたからなんだそうです。
 
そんな彼女たちを応援する人たちも出てきています。解散撤回を願う署名活動で、集めた署名を郵便局から送ろうとしたら、「私も送りました。頑張りましょう」と担当の方に励まされた…とか、「特にファンじゃないけど、署名はしたい」と、頼んでもいないのに上司がサインしてくれた…とか(それくらいなら私もできるぞと思ったら、署名活動は10月いっぱいで終わってました)。彼らの動きで想いを察し、行動を起こす。その行動を助け、応援する人もいる。それが愛でなくて何なんだろう。ちなみに、その署名活動には、集計途中ですが、10万人の署名が集まったそうです(主催者調べ)。そして、解散するべきではないと声を上げ始めた人たちも―。これは、もしかしたらもっと大きな動きにできるかもしれません。
 
ただ、ひとつ引っ掛かっていることがあります。それは、この頃の彼らに関する報道が、これまでとは少し違ってきている…ということです。つまり、最近では彼らに好意的な記事がかかれるときもある…ということ。「仲たがいしていたメンバー間の仲が回復している。もしかしたら…」とかいうのもありますね(元々、解散するほどの仲たがいをしていたとは感じないので、これまで流してきた情報とつじつまを合わせようとして、そう言っているんじゃないかしらね)。
 
 最初に言ったように、誰が言ったのかわからないような内容を書いた記事は、信用できません。たとえ、こちらがこうあってほしいと思うようなことが書かれていても、です。それを思うと、まだ確実な話は出てきていないように思えますね。
 
なぜこういう流れになってきているんでしょう。彼女たちの頑張りで…? それはあるでしょうね。いくつもの地方紙に、一斉にとんでもない数の「SMAPへのメッセージ広告」が並んだ…なんてこともあったし、25周年の記念アルバムへのリクエストも、200万人から届いたとも言います。彼らを信じ、解散が本意ではないと信じ続ける人たちの力は、大きいです。そして、彼らの歌を待っている人は、彼らを愛してきた人は、たくさんいますから。
 
でも、あちらからすれば思う通りの結果が得られていないというのに、なぜ「間に立つ人たち」は手綱を弱めたのか。これまで、まるで言論統制をしているかのように、メンバーが悪いの一辺倒で来たのに…。

考えれみれば、大きな組織がみえすいた印象操作をしてるのが気になります。それほど残念な人がトップに立っている組織が、何十年も続くとは思えないからです(もちろん、そういう人だという場合もありますが)。そう思うと、最初から誰かがこんな風になるように仕掛けていたのかも…とも思えてきて…。最初に完膚なきまでに彼らをこき下ろし、反発が高まったところで一転、今度はアゲ記事を書く…。そんなシナリオを書いた人が…。目的は何? 
 
それはともかく、彼女たちに勝手に影響されてきた私も、Youtubeで彼らのライブの様子など見たりもしてから、撤回を祈りたい気持ちになってきています。「信じらんないよ。またやってるよ。愛だね~」って言いながら、彼らと彼女らのやりとりを、半分あきれた顔でまだまだ見ていたいんです。どうなっていくんでしょう…。がんばれ
 

STAY』。いい曲ですよね。シングルカットすればいいのに…。

 一度上げたことがあるけど、もう一度上げときます。





「追記」
解散撤回を願う署名、今確認分で、25万人を越えたそうですよ。