『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

七夕の夜なので…

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 この間、鳥取市内にある賣沼神社に出かけた時、そこから近い道の駅に寄りました。神社の位置を確かめられる地図があるはず…ということで立ち寄ったのですが、そこにこんなのがあったんです。因幡の白兎伝説の、石のウサギのオオクニヌシさんとヤガミヒメさんです

その下に、こんな文章がつけてありました。

 

【命兎(みことうさぎ)の姫追い伝説】

 平成22年7月11日の日曜の夜中に、道の駅が開かれて以来「初めての謎」とも言えるようなまったく不思議な出来事が起こりました。

 御縁樹の壇上に鎮座する大国主命と八上姫を模した恋うさぎの石像ですが、実は命兎の方の足元がきれいに割れてしまっているのです。夜には事務所前のカウンターのシャッターの内側で施錠した状態で保管されているのですが、最後に職員が片付けた時には何ともなかったものが、朝一番に解錠したときには既に割れた状態になっていました。

 奇しくも、その夜は大国主命兎と八上姫兎が誕生して以来片時も離されることがなかったものが、姫兎の装束のお直しのために姫兎だけ御里帰りなさっていた日でもあったのです。これは架空の作り話などではなく、ましてや職員の誰一人として駅で大切にしている恋うさぎ像を傷めるようなことは決してしておりません。命の恋うさぎ像は修復されましたが、あとには大きな謎が残されました。

 愛しい姫兎と離れ離れになった命兎の「姫の御後を追いたい」という強い想いが、このような形であらわれたものだとしたら…。それはまったくの思い過ごしなのでしょうか。

                                           ― 清流茶屋かわはらスタッフ一同 ―


 たぶん、偶然だと思う…なんて言いきっちゃったりしてもそれはそれでいいんだけど、世に偶然がないとしたら、ちょっと興味深いお話です。命兎さんたら、寂しがりなんでしょうか。

 たったひと夜でそんななら、織姫彦星のように一年に一度だけ一緒にいられる…となったら、命兎は粉々になってしまうんじゃないかしらね(もしくは、おっかけていってしまう?)。ほんとの七夕は来月の9日のようですが、今夜もちょっとだけこんなお話を。今日も暑かったぁ…。