この前の記事からの続きです。その記事での「姫」友達が、「お礼に」とお昼をごちそうしてくれた後、「白兎海岸のとこの道の駅に行ってみない?」と言いだしました。白兎海岸は、「因幡の白兎」で知られた場所ですが、「そこでお茶するってのはどう?」というんです。この道の駅は、国道を挟んで日本海沿いにあり、二階からだと海沿いの席からの景色が結構いいんです。
「因幡の白兎」のお話をご存知ない方は、これをお読みください。
まっ、簡単に言えば、沖ノ島からこちらの陸地にやってきたくなった白兎が、「その数を比べてみよう」って話を持ちかけてワニ(さめのことらしい)を騙し、その背を飛びわたり、陸に降りる寸前につい、「実は嘘だよ~」と言ったものだから、怒ったワニに見ぐるみみはがされ、激痛&大鳴き。さらに意地の悪い八百万に余計痛くなるように仕向けられ、さらにワンワン泣いているところに、八百万の荷物持ちをさせられていたオオクニヌシさんが通りがかり、きれいな水で体を洗い、ガマの穂にくるまれば楽になるよ…と教えて白兎を助けたというお話なんですが、この道の駅は、その海岸付近にあるんですよね(どこが簡単に言うと…だ)。
ちなみに、オオクニヌシさんは、↑の池で体を洗い、この草(ガマ)の穂にくるまれ…と言ったというお話なんですが、ガマの穂はまだないから今の時期ではないし、この池で体を洗ったら、更に悪くなりそうな気がしますよね…。
さて、話を元に戻しますが、彼女の話に、「それがいいね」と即答して行ってみたら、二階はお食事だけ(二人ともそれを失念してました)。ドリンクは一階で…。つまり、もう食事をしてきた私たちには、一階の選択肢しかなかったんです。ところが、一階での景色は、海を臨むというより、国道を走る車を見ている…みたいな残念な状態で、そこで交わしたお話が御馳走とあいなりました
さて、ではそろそろ帰りましょうか…となった時、そこからすぐのところにある、白兎神社に久しぶりにお参りしたくなりました。結構階段を上がるので、特にお参りに興味のない彼女には待っていてもらって、私一人、湿度の高い曇り空の下、階段を急いで上がることに。いや、しんどかった。あっつかったぁ
この神社については、以前記事にしたことがありましたよね。一つ鳥居をくぐり、階段を少し上がったところにある、↑の砂像を左手に見ながら、更にうさぎの小さな像が両側にある参道を進み、ふっと、この前出雲でお邪魔した、北島国造館のスクナヒコナさんのことを思いました。
実は、↑に画像を上げている白兎神社の由緒書にある「保食神」というのは、スクナヒコナさんを指すといわれています。つまり、ここもスクナヒコナさんゆかりの場所だということですね。まっ、この二柱(おふたり)の神様は一緒に活動していたと言われていますから、ともに祀られていても全然不思議ではないわけですが。そういえば、某著名な霊感の強い方が、「ここは、オオクニヌシ以上に、スクナヒコナの力の影響が強い場所だと思う」と言ってらっしゃったのを思いだしました。
お社のところまで上がってみると、シーズンがシーズンで、平日だったからか、比較的年齢高めの方が多い、老若男女の参拝客が…。私は友達を待たせていることもあり、お参りをしっかりしただけで、来た道をまたたどります。
ちょっとかわいい郵便ポスト…。ところで、何がどう「すごい!」んだろう…。
階段を下りきって道の駅の方に歩きながら、この前からスクナヒコナさんに縁があるなぁと思いました。ところが、その縁はそれでは終わらなかったんです。この前の記事で大人買をした本。帰ってちらっと開いてみたその2冊目の最初の章には、何とスクナヒコさんが登場していたんですね。いや。何だかなぁ。