ちょっと寄り道(いざ。白兎神社へ!)

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昨日、因幡の白兎伝説の話をアップしました。実はそれは、サブタイトルどおり、鳥取市内に行くついでに、ちょっと寄り道をして、白兎神社に寄ったからなんです。

白兎神社のある白兎海岸は、国道9号線を鳥取県中部から東部の鳥取市内に向かう途中にあります。ですから、車で移動する場合、国道を使えば必ず通る場所なんです。白兎海岸の標識を見るとすぐ、その駐車場を使わせてもらう道の駅が見えるので、とてもわかりやすい場所でもあります。

駐車場の向かいの丘の上に、白兎神社があります(ちなみに、この丘は「身干山」と呼ばれるそうです。兎が体を乾かした山だということからついた名前らしいです)。参道の入り口に立つ鳥居を越え、両サイドに小さな石の兎像がある石段をあがっていくと、右手に石碑とがまの説明書きが。まだ穂の出ない茎(?)に触ってみると、椅子などに使われる細めの籐ぐらいの硬さの茎で、これよりは柔らかいとしても、がまの花粉を体につけるために穂に包まるというのは、丸裸の兎の体にはちょっと痛そうだなぁと思ったりもして…(神話ですけど…)。

そこからもう少しだけ続く階段の、両側の兎像は、そのあちこちに白い石を載せられています。まるでそれをささげ持っているように見えるのや、「え~加減にせ~よ。うっとおしいだろうが!」とでも言いたげに見えるのもあったりして、結構笑えます。「かわいそうだから、おろしておいてやろうか」とも思うのですが、実はこの石、ここの縁結びのお守りのひとつなんですよね。

五個入りのそれをお守りとして持ち歩くもよし、分けてどこか大事なところにおいておくもよし、というので、5個入りの石のひとつを、おみくじを結んでおくような感覚で、願かけにこうして兎像に備えていく人がたくさんあると聞いたことがあります。確かに、たくさんいらっしゃるようで…。兎はなかなか大変そうです。

階段を終えてさらに進んでいくと、兎がその身を洗ったという「御身洗池」というのがあります。これ、かなり濁っていて底は見えません。実際に丸裸の兎が浸かったりしたら、菌が入って化膿するか、破傷風にでもなりそうです(だから神話だってば)。

ただし、この池、ちょっと面白い特徴があるらしいんですよね。大雨が降ろうが、日照りが続こうが、その水量が常に一定だというんです。自然に水を補給したり、排出したりできる水路がどこかにあるのかもしれません。いえ。神様の配慮…と思っていたほうが楽しいですよね。

そこから左手に見えてくる神殿までは、そう距離はありません。何度か戦火にあっていて(戦国時代から江戸期あたりでしょうか)、今の神殿は明治時代のものだそうですが、出雲大社などを見慣れた目には、失礼ながらそう立派なものには見えないんですよね。ただし、本殿の敷石(土台)には、菊の花を彫刻された石がいくつか使われているとか。かなり珍しいもののようです(ここの創建に皇室が関わっている証だそうですよ)。

パワースポットとして人気があって、最近では若い人が多いはずのこの神社。この日は、えらく年齢層が高い日で、平均年齢は多分70歳以上ではないかと思えました。そこで、静かに祈りをささげている方たちを見て、そのお願いを聞いてみたい気もしたんですけど…。

みなさんが拝殿の前を去られるのを待って、ここで私は二つのお願いをしました。ひとつは個人的なこと。そして、仕切りなおして(もちろんお賽銭も入れなおして)お願いしたのは、震災で傷つかれた方達をどうぞ癒してさしあげてくださいということです。今も大国命の恩を忘れず、神となって応えている白兎神なら、かなえてくれそうな気がして…(だから神話…、ってもいいか…^^;)。

お参りを終えて、授札所をのぞいてみました。さっきの方たちがいらっしゃいました。お守りを見ていると、そのお話が聞こえてきたんです。

「あんた、どうしてもここに来る言うたんやから、お守りでも買わんと。厄除けかなんかがええんと違う?」と、ひとりのおば様。それに応えてもう一人のおば様いわく、「いや、うちと違うねん。うちの息子、40も半ばを過ぎとんのに、結婚せえへんどころか、彼女もいてへんのやわ。ウジ、わき放題やで」。「ああ。○○ちゃんかいな~」。「そや。いつになったら、孫の顔が見られるか、わからへん。情けないやろ? ほしたら、鳥取の温泉に行った人から、ここは縁結びにええいう話を教えてもうて、鳥取に来たら必ず行こうと決めてたんや。ほんで、無理ゆうたんやわ」。ああ。そういうことですか…。

おば様たちは、「それは、ちょっとかわい過ぎる。それは女の子のやろ」とか言いながらお守りを選びにかかられました。そして、それを手に入れると、今度は、「おみくじも引いてみよかしら」と。「それは何ぼなんでも…。神さん、こまらはるわ。あんたがひいてもなぁ…。新しいだんなさんがほしいんなら別やけど、もうしんどいおっさんはいらんやろ?」

まるで、漫才を聞くような会話を聞かせていただき、石段を下る私はつぶやきました。「来る神社をまちがえましたね~」。ここは、結ばれたい相手が決まっている人の来る神社です(わけは昨日のに書きました)。ウジ暮らし解消には効きません。たぶん…。

さて。あなたは何を祈りますか?