『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

「男莫き(おとこなき)」のエリア~日本一神口密度の高い社~

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        しめ縄がずいぶん下に取り付けられていて、ちょっと変わってますね。


 前の記事の、「賣沼神社」から、10~15分ほどでしょうか。さらに山裾に入っていったところに、因幡二の宮「大江神社」があります。実はここ、友達が行こうよと誘ってくれたところから徒歩範囲にありました。…っていうか、5分も歩かなかったんじゃないかな。

 神社の由緒など語り始めるととんでもなく疲れてくるので、その辺端折ります。というのは、何と、ここって飛んでもない神社なんですよ。これを見てもらうとわかると思います。

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 これね、全部ここに鎮まっていらっしゃる神様なんです。61柱! 一つの神社としては、日本一の神口密度なんですって…。このあたりの神社をいちばん由緒あるここに合祀した(という言い方でいいのかどうかわからない)神社なんですが、それにしても多すぎますよね。

 そのお名前を読んでみると、元のもとの神様といわれる天御中主さまのお名前から、オオクニヌシさんの別名、アマテラスさんの子供さん、スサノオさんの剣からできた…と言われているお子様方、ツキヨミさん、伊勢の道案内をしたという猿田彦さん、先日の「佐太神社」のところで書いたコノハナサクヤ姫さん、スサノオさんと奥さんのクシナダヒメさん、さらに、なぜかずっと後年の菅原道真さんの名前もあります。そして、あの八上姫さんと、彼女とオオクニヌシさんの子供さんの名前がここにはあります。 このあたりも、八上姫さんの勢力範囲なので、当たり前なのですが…。

 八上姫さんの「その後」をあらわしたものに、「男莫き(おとこなき)」という言葉が出てくるそうです。これは、未亡人とか、独り身で生きた人をあらわすそうで、彼女が悲恋の果てに(?)、その後の人生を一人で生きた証でもあります。


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 そこは、その前に行った「賣沼神社」の空気とは違いました。ここは、すっきりとした空気です…って、特別なものを感じるわけでもない私が言っても、説得力ないか…


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  ここには、お出かけのこともあるようですが、社務所があります。「賣沼神社」より長い参道でした。

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          古いお社にありがちな、巨木もありました。

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 気づいてもらえるでしょうか。写真にすると、日差しも違ってたんです。この日はとても日差しの強い日だったのに、「賣沼神社」では、淡く映っていましたね。木陰は別として、日向はこんな↑です。そのあたり、面白いですね。

 静かですっきりした空気の古社…。ここも良かったなぁ…。八上姫のエリア。安らげる場所です。