
賣沼神社の並びには、因幡の白兎のお話を説明する石碑や東屋があるだけの、「八上姫公園」がありました。特に何があるわけでもないんだけど(けっこうほったらかしてある…ともいう
)、むしろそのことが心地よい、穏やかな公園でした。




クローバーの群生に四つ葉を探したり、のんびり座ったりして時を過ごし、帰り際参道に向かい、遠くからもう一度手を合わせました。

賣沼神社の境内から見える曳田川。この川の向こうの山の中には、八上姫の御子のお社があるそうです。川を挟んでずっと母と子は向かい合っているんですね。

そこは、山沿いの小さなお社でした。ごく当たり前の道路沿いに、特に飾り立てたところもなく。たとえば、突然の困りごと…。通りすがりにその参道に駆け込んで、「神様どうぞ」と手を合わせていきたいような。