とうとう新ウイルスの感染者がない県は、岩手と鳥取だ毛になりましたね。いや、鳥取は田舎で、そのうえ人口が少ない県なんだけど、それなりに知名度のある観光地はある(現に、「鳥取は感染者が出てないんで遊びに来た」とあっけらかんという都内の大学生もいたし、鳥取砂丘などは、都内などかなり離れたところにある場所のナンバーが並んでいました)。岩手は、鳥取ほど田舎でないし、もっとメジャーな観光地もある。当然、「感染者が出てないなら来た」人もいるでしょう。そのうえ、お隣やそれと近い環境の県でも感染者が出てるのに、この2県だけがないというのは???
ふっと思い出したことがありました。今回のこととは全然関係ないんだけど、以前「岩手と鳥取には、なぜか、神社の祭神となっている姫神様が、他のところと比べて極端に多い」という話をネットで読んだことがあったんですね。そのとき、ふ~んという程度で通り過ぎてしまい、しっかり読んでいなかったので、そのそれをどこで読んだのか、キーワードで検索してあちこち覗いてみたんだけど、探せなかったんですよね~。いや。もう一度言うけど、それが今回のことに関係してはいないだろうとさすがに思っているんだけど、ちょっと興味をそそられたんですよね。
東日本の震災の時、「(私のい言い方でいう)スサノオさん系の神社はあまり被害を受けていない。科学的に実証されているわけではないが、統計をとってみると、そういう神社はなぜか被害を免れているという数字がでている。津波などが予想される前に、スサノオ系の神社を近所にさがしておくものいいかもしれない(ニュアンスでこんな感じの内容)」という話が、神道などとは畑違いの学会の書類にあったんだけど、ふっとそれと似た感じがしたんですよね。
そういえば、わが家が毎年お邪魔する伯耆一の宮の倭文(しとり)神社にも姫神様がいらっしゃいます(オオクニヌシさんの娘さんのシタテルヒメさん)。↑の写真の「因幡の白兎」のお話の八上姫を祭る売沼神社、さらに、一昨年訪ねた母の実家の氏神、「虫(文字の一番上にノがつく)神社」もそうです(ここの祭神には、歴史から消された姫神といわれる、セオリツヒメさん)。いや。もっともっとあるんですけどね。
岩手と鳥取。この二県にも明日にも感染者が出てもおかしくないんだけど、今あげたどの神社も、優しい空気の場所です。そして、どの方も、哀しい運命を背負ってしまった姫神様です。