背中は嘘を…

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今朝、こんな言葉を読みました。

『正面はごまかせるけれど、背中は嘘をつけない』

そこには、その人のリラックスとか緊張とか、悲しみや喜びやとか…、そういう心のうちにあるものまで見える…というような内容だったんですけど、その言葉が妙にしみて、「だよね~」と思いました。考えてみれば背中はいちばん無防備で、自分の目では確認できないところですからね。顔やアクションでごまかすことはできない。正直なんだ…。そう思ったとたんに思い出したことがありました。

ずいぶん以前に、知りあった方から聞いた話です。何かの式典だったか、同窓会のようなものだったか忘れてしまいましたが、はりきっておしゃれて出かけようとしていたその方。どうもその「出来栄え」が気に入らず、スカーフやアクセサリーを替えてみたりつけ方を工夫したりして、鏡を見ながら、もうちょっと何とかスタイルよく見えるようにならないものかと、何だかんだやってらっしゃったんだそうです。

それを見ていたお嬢さん。コーヒーを飲みながら、「そんなに気にしなくていいよ~」というようなことを言われたそうで…。

「だれもお母さんのスタイルなんか気にしてないわよ」と続けて言うんだろう思ったその方は、「お母さんにだって、見てくれる人くらいあるわよ!」と応えたそうです。そしたらお嬢さんが一言。

「違うわよ。みんなに見られてるからよ。他の人はね、お母さんが知ってるのよりずっと『ひどいもの』を見てるんだから、前なんか気にしてたってしょうがないってこと。どう? この贅肉…」(と、たっぷりした上着で隠したはずの脇のお肉を、ちょいとつまむ)。

ちびまるこちゃんなら、顔半分に斜線が入るだろうお嬢さんのその言葉と動作は、いたくその方を落胆&改心させたらしく、何年になるかな~。ジーンズのサイズをワンサイズ落とす決意でウォーキングを始めたとおっしゃってたその方(確か今は70歳手前くらいになられると思います)、朝晩暗いうちの1時間のウォーキングを、毎日欠かさず続けらっしゃるんですよね。今はすっきりされて、さっそうと歩かれるその後姿は、猫背でのっそり歩く高校生くらいの子よりずっとかっこよく見えるんです。

背中は、その人の生活(ある人は、その鍛錬を、またある人は怠惰を…か?…^^;)や覚悟を語るんですね。まずいぞ…ーー;。