『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

行ってきました3D!

イメージ 1

 
 帰ってきました! 

 朝は30分近くもJRの到着時間が遅れるという大誤算から始まり、翌日の映画を何の心配もなく見るために、お昼ごはんもかっ飛ばして約12000歩に渡る一日目の予定を終えました(映画とそっちと、どっちがついでだ…ーー;)。その上に、なんと眼下にだだ~っとお墓の広がるバーゲン部屋に泊まって(この辺りのことは、また追って)、行ってきましたよ、3D。

 入りが少ない所が多いと聞いてはいましたが、確かにそこも200人以上入るシアターに、数十人くらいの入りでした。

 『四月の雪』の主題歌『The Road』のインストロメンタル(最初PCが『インスとろメンタル』と変換。正確に発音すると「インストゥルメンタル」だけど、「とろ」はともかく、「なかなかやってくれるじゃないの」と、わがPCをほめる)の流れる中、あたりを見回し、「実際にこれを見ていると、確かに赤字が出ないかと心配になるか…」と思っていたら、近くから話し声が聞こえてきました。

 ○間由紀恵さんを大好きなご主人が急にお休みになった平日の午前中、一緒に彼女の主演の映画を見に行ったら、「発券のときの座席番号はありますが、ほかに予約が入っていないですから、どこに座られてもいいですよ」と映画館のスタッフに言われたって話なんです。結局そのあと誰も入ってこられず、二人だけでシアターの真ん中に座って、馬鹿でかいホームシアター気分を味わってきたんですって…@@;。

 「3Dではあるけれど、新作映画でそれだのに、新しいのでもないし、ストーりーでもないこの映画で、平日のこの時間にこれだけ人が入るっていうのは、彼だからじゃないの?」って。平日の日中の映画館って、よほどの話題作でないとそんなもんなのか…と、話を聞きながらちょっと驚いたのでした。

 そうそう。本編の前には、『太王四神記』の予告が流れたんですよ(そちらでは、今月中旬から公開だそうです)。映画としては一度も見ていない私は、「ああ。やっぱり大画面は違うわ~」と、ぽかんと口を開けて見てたりして…^^;。

 そして、やっと本編。3Dをはじめてみる私、それについても興味深深です。眼鏡をかけたときには、一瞬「ちょっと暗いか?」とは思いましたが、もともと館内照明を落としたステージ映像でもあり、「雪が飛んでくる~! これが3Dか~♪」と、すぐに気にならなくなりました。

 「3Dって、飛び出してくるっていうより、奥行きを感じるってことなのかも」というと書かれているのをどこかで見ましたが、確かにそんな感じですね。その奥行きはかなりのものですけど。まして、見ている大抵の人は、踊るわけでも歌うわけでも、アクションをするわけでもない、ただ「前にいる人」に焦点を当てて見ているのですから、よけいにそう感じるんだと思います…^^;。

 「今度はスモークが出てきた~♪」などと思いながら見る、うまくまとめられたつぎはぎの場面場面に、「なるほど描き方で画像はこうなるか…」。さらに、のどぼとけの上下さえ見える中でのその表情を見ていると、ふつふつと心に涌くものがありました。あのイベントの場では当然、そして、DVDでもわからない表情がそこにはありました。

 ところで、2日目にくらべてかなり少ない第1日目(アニメの方)の分での、やつれたように見える首元がはっきりわかる衣装を見て、「衣装で何とかしてあげられなかったの? 2日目にはスカーフでなんとかできてるじゃないの~」と思ったりしたんですけど、彼の衣装選びに、体調隠しのフォローまで誰かさんに求めるのは無理か…(ーー;)。ほんとにやせてましたね。改めて思いました。2日目と前日の「元気さ加減」の違いも…ね…。

 映画は、私にとっては、心がふんわり温かく、それでいて切なくなる終わり方でした。ただ、最後の方で見たやせた背中が、妙に印象に残っています。いつもの背中と違う、って…(いつもって、それほど見てるのか…ーー;)。うまく言えないのですが、自信や哀愁、そして、それとは別の強さや弱さ…、果ては彼独特のセクシーさまで、いろんなものがない交ぜになっているのが彼の背中だと思っているのですが、それとは別の意味でとてもはかなげに見えたのが、ちょっと切なかったな。

 彼の「新しい夢」は、もう動きはじめているのでしょうか。そしてその夢は、彼をどれくらい元気にしてくれているのでしょう…。