『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

こよひ逢うひとみなうつくしき その2

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 一回書いたのに、PCのトラブルで全部消えてしまった(T.T)ので、もう一回挑戦!

 この間の続きです。14日のイベントから1週間たちましたね。今になってみると、その時、すごい@@;と思うことに出逢っていました。

 イベントに、80代くらいかなと思える、老人車をひいた(もしかしたら、一人は車椅子に乗っていらしたかも)女性が二人(別々に)いらしていたんです。席に着くのも大変そうで、娘さんなのか、お嫁さん、姪御さん、あるいは歳の離れたお友達かもしれない人がそれぞれ介助していらしゃいました。その時は、「ああ。幅広い年齢層だわね~」と思っただけだったのですが、それってすごいことなんだって、改めて思ったんですね。

 車椅子も老人車も経験はありませんけど、かなり前に足を怪我して手術を受け、しばらく病院に通院したことがありました。駅の階段を上がり降りするがいちばん大変で、特に下る時には、地面が果てしなく遠く思えて、これを下りるのかと途方にくれたり、めまいがしそうになったこともありました。

 もともとは歩くペースが速く、歩くのには自信があった私ですから、相当ゆっくり歩いてらっしゃるかなり年配の方に、あっさり抜かれた時には、相当落ち込みました。とにかく、いろんな意味で歩くことが辛くて、病院に行く以外は外出しなくなり、引きこもり状態に。ある程度良くなるまでは、そんな日々が続きました。

 そのお二人が、そこへ来られるまでの移動のあれこれ、そして、自分の娘さんや、お孫さんくらいの年代の方に囲まれる、その会場に来られるというのはそんな比ではないはずです。

 友達のお母様は、若いときはお出かけ好きだったのに、最近足を痛められてから外出されなくなりました。その方たちより、まだ若いはずなのに。「気分転換にちょっと出掛けましょう。車椅子を用意するから」と友達が言っても、「トイレも不安だし、そんなにしてまで出掛けたくない」の一言で終わりです。

 それほどに、大変なのだと思います。それでも、お二人は来たいと思われた。行って見たいと思われた。それってすごいと思いました。幾ら娘さんとかに「一緒に行きましょう」と言われたとしても、友達のお母様のように、ご本人が「嫌よ」と言われればそれで終わりです。物事は、自分が決意しないと、何も動かないんですから…。

 とても華やいだ雰囲気…とか、芸能人の方に会いたくてこういうところに出向くのに慣れている…とかいう感じの方たちではなかっただけに、その中にあった想いを知りたいと、今になって思います。そして、どんなところに惹かれてらっしゃいますかと、聞いてみたかったですね。