『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

今だから…のお見送り

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otadakimononohana




友達のお母様が亡くなりました。家はわりと近いんだけど、その友達があまりこちらに帰って来ないので、こちらのご家族の暮らしぶりなどを聞くこともほとんどなく、実は昨年から闘病されていたということを全く知りませんでした…。

 母は若いころお母様の方と交流があり、告別式にお邪魔したほうがいいのかしら…なんて言っていたんだけど、聞くところでは、「最初は普通に告別式をするつもりだったが、葬儀社から、今の状況では家族葬でお願いしたいという話があった」ということだそうで、そのお宅では、葬儀社とは違う場所での香典受付でお香典だけを(それぞれの方が距離を置いて)お渡しする…というやり方をされていました。

 新型ウイルスの騒動が始まったころから、新聞のお悔やみ欄で、「家族葬で執り行いました」とか、「執り行います」という表示が増え出し、今ではほとんどがその形でされているようですね。

ただ、こういう時でなくても、こちらに家族が誰もいなくなってしまうので、香典をいただかず家族葬で…というの形のも増えつつはありました。時の流れですね。

 私自身はそういう家族葬に抵抗はないんだけれど、特に年配の方の中にはこだわられる方があるみたい。ご家族の方でも、やはりちゃんとみなさん参列の上で執り行いたかったというお宅もあるかもしれませんが、家族葬の形だからこそできる、それこそ、密なお別れの仕方があるんじゃないかなぁと思ったりします。