ちょっとうれしかった話(怖い顔のルフィー)

ご近所に、犬種のわからない大きな、某人気アニメの主人公の名前を付けられたワンちゃんがいます。顔もけっこう怖いんで、始めてこの子を見られた方は思わず後ずさりされるかもしれません。
 
我が家には、特徴のある彼の低い声(そう。男の子なんです)がほえるのが聞こえることがあるんですが、私は、それはたぶん、彼にとって何か気にくわない相手が近寄ってきた時なんじゃないかと思っています。
 
というのは、彼がいるところから45メートル先にある道路を私が通るときには、「あっ、あんたか」って感じの視線で尻尾をパタンパタンと(ひと往復だけ)してくれたりするし、配達の人が来られたのに出くわしたときにも、とくにほえるわけもなく、知らん顔をしていたりするからです。顔の割に(まだ言うか…)、けっこうおとなしい部類の子だと思います。
 
そのお宅に用事ができました。ちょっと玄関先で預かりものを渡す程度の用だったんですが、私にとってその怖い顔のルフィー…、いや。怖い顔と言ってしまったからは、かわいそうだから、彼の名誉のためにも某アニメの主人公…といい直しておきましょう…って、もう遅いか…。
 
まっ、とにかく夕方、私は初めてそのルフィーとふれられる距離にまで近寄ることになったわけです。元々犬好きだし、でっかくて怖い顔のわりに(まだ言うか…)よほどのことがない限り私にはほえないだろうと思っていたので、特にルフィーを気にすることもなく出かけたんですが、何と彼は、その日に限って彼のゲージ付きの「豪邸」を離れ、玄関先につながれて、ちょこんとお座りしていたんです。
 
噛みつかれるとか、襲いかかられるとまでは思わないものの、ちょっと、「おっ!」と思いました。そのとき、そのお宅の四人兄弟の末っ子の中一君が、玄関に現れたんですね。中一君、ルフィーの散歩に行くところだったみたい。それで、玄関につながれてたんですね。
 
お父様かお母様は?と聞くと、すぐに、帰っていらしたお父様の方を呼んできてくれました。話は5分もかからなかったんですが、何とその中一君、ルフィーを玄関から移動させ、その上、しっかり抱えて話が終わるのを待ってくれたんです。
 
あとでわかったんですが、ルフィーの「散歩バック」を玄関に置いたままだったんで、話が終わるまで散歩に出かけられなかったみたいなんですね。それにしても、ルフィーを玄関から移動させ、抱えて待っていなければならないほど、ルフィーは興奮していたわけではなかった…というか、いつものルフィーだったんですね。ただ、とこっとこっと2歩私の方にゆったりと歩み寄ってきただけ。それを思うと、中一君がさりげなく気遣ってくれたのでしょう。朝学校に出かけるときにたまに出会って挨拶するだけの私を…。
 
12歳か、13歳ですよ。中一だから…。その年頃の子がそんな気遣いを見せてくれたことに、ちょっと驚いて感動したんですよね。で、何かうれしかったんです。今夜もルフィー宅は静かです。
 
 
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               今日のトマトはこんな色~♪