『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

人は去り、人は来る

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tukeruhododemonaiakinofuukei



 亡くなった父の古いお友達の奥様から、お手紙をいただきました。父が亡くなって10年10年以上がたち、「学生時代のお父さんはこんだだったんだよ」なんてメールを下さっていたご主人も亡くなってからは、内容は省きますが、奥様から頼まれごとをするようになったからです。

 お手紙を頂くので、こちらもお手紙をお返しすることになります。それも毎回違うきれいな切手でいただくので、最近いくつか買った便せんと封筒からこれかな~と思うのを選び、さらに、いつもあるのとは違う切手を選び、言葉を選びながら文を書く。

 電子機器になれてしまっている身には、いささかややこしいし、面倒くさい気もするんだけど、やってみると、とても穏やかでちょっとときめくような楽しさを感じたりもして…。手紙を書くって、いいですよ。改めて思ったな。

 
 その手紙を出しいに行ったついでに(電子機器だと、この「出しに行って」がないですよね)、ちょっと回り道をして帰ろうと思い立ちました。この頃体調が悪くて全然歩いていないどころか、一昨年に肩を痛めてからは、あまり遠くまで歩かないなかったので、ちょっと試運転って感じです。

 とんでもなく久しぶりに遠回りしてみて驚いたのは、いつも遠回りしていたところの沿道にあった結構広い古いお宅が、更地になっていて、その空間にすすきが生い茂っていたことです。

 誰もいらっしゃらないだろうことは通り過ぎる時に何となく感じていました。でも、道沿いに塀があったのでその中の様子まではしらなかったんですよね。がら~んとした空間。風になびくすすきの姿はなんか淋しかったなぁ。上のがそこで「の写真です。家屋がなくなっていたので、それまでは見えなかった遠い山が見えるようにになっていました。周りの家をよけて、下からお尾るようにしてアップで撮るとこんな感じに(道沿いで何をやってんÐか…)。

 人はいつか去る。でもまた、人は来る。そう思いたい夕方でした。