桃の櫛

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kusinoomamori



 数日過ぎましたが、9月4日は「櫛の日」だったそうです(確かに「く・し」ですね)。

 古来日本では、櫛は生活で使う物というより、「厄除け」の役割を担っていたんだそうです。神話では、スサノオノミコト(これ以降スサノオさんと略す)が、ヤマタノオロチの生け贄にされそうになっていた「クシナダヒメ」さんを、櫛の姿に変えて自分の髪に挿しオロチと戦った…とも言われているそうですが、そうなると櫛は、厄をよけるというより供に戦う存在のように思えますね(それもいいな)。

 出雲一の宮といわれる(島根の方の)熊野大社には、主祭神であり後に旦那さんとなるスサノオさん(ここでの名前は違う)とともに摂社にクシナダヒメさんが祀られているんですが、櫛形のお守りがあるんですよね。これはそのお話にちなんだものなんでしょうか。

 実は、数年前にこれをいただいてきています。この櫛(プラスティック製)には、よくいう1年という期限はなく、お返しするとかの必要もなく、一生守っていただけるんだそうですが、上のように、櫛が「厄除け」の役割を果たしてくれるんだとしたら、私が去年したけがも、櫛のおかげで最悪の状態を免れられていたということになるんでしょうか。

 さて、話は少し変わりますが、実は昨日、「浮気性で落ち着かない旦那様(だか恋人だか)」をしっかりつなぎ留めておくためには、彼に「桃の木の櫛」を買ってもらうといい…なんてのを偶然見かけたんですね。それを読んで、「そうそう。櫛には厄除けの効果があるんだもんね」と思ったんです。別の女性は、彼女にとっては「厄」そのものでしょうから。でも、彼に買わせろというのは、どういうことだろう。「ちょろちちょろしません」という誓約のような感じになるのかな。

 その話のついでに思ったのは、「で、何で桃の木?」。そのことについてはそこでは触れられていなかったけど、もしかしたら神話に出てくる神様一の愛妻家かと思えるスサノオさん(生涯イナダヒメだけを妻とした)がイナダヒメさんを櫛にかえて髪に挿して戦ったというその櫛は、桃の木のものだったと言われているという話を見つけたので、桃の木の櫛をというのは、それに関係してるんでしょうか。

 ところで、あなたは桃の木の櫛を手にされたことはありますか? 私は、実際に見たことも触れたこともないんです。「どんな肌合いなんだろう。値段は?」とか思ってちょっと調べてみると、日本製でもシンプルなものだと千円台で買えるんですねぇ。

 椿油なんかで時々手入れすれば長く使えるそうだし、使われている方が、「香りが良くて、この櫛を通すことで髪がふんわりと艶やかに整いうから、髪エステとしても使える」と書かれていました。

 お高くはないし(ダイ○ーにもあるらしい。100円以上のもあるから、いくらかは不明だけど)、どんな感じか、一度使ってみるのもいいかもと思いました。かさばらないから、持ち歩き用にしてもいいし。

 こう思ったのは、櫛の日の宣伝効果としては、思うつぼってやつですか?