佐久佐女の森へ

 宝物館を出て、今度は奥の森を目指します。ここは、小泉八雲が「神秘の森」と読んで愛した森なんだそうです。本当の名前は、「佐久佐女(さくさめ)の森」というらしいんですが、スサノオさんは、ここにある天鏡社というお社があるところに、イナダヒメさんを隠したと言われています。ここに行くにはね、一旦神社を出て、普通の小さな道を渡らなきゃいけないんです。そこでちょっと気分が変わりますね。
 
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 そして入っていったのは、原生林のような木の生い茂った場所。ここは、不思議なところでした。木々が鬱蒼と生い茂る所なんだけど、いつまでもいろと言われれば平気でいられるような感じ。高くまっすぐ延びる杉もすごかったけど、おもしろい形に延びている木や、途中がつながっちゃってる2本の木とか…、なんかやたら変な木がある。同じ時代に生きているわけじゃないけど、怪談に魅せられた八雲が通い詰めるものわかる森だと思いました。
 
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その奥、イナダヒメさんがその姿を映したという鏡の池を見下ろすように、天鏡社がありました。実は、鏡の池には人が来られるんですが、少し高いところにあるせいか、私が行ったときには誰もこの天鏡社にはお参りされず、足下が悪いこともあって母もお参りせずで、母の分のお賽銭の5円(!)をわたされ、ひとりでお参りです。このあたりは、拝殿のあたりとはまた違う、透き通った感じの空気でしたね。
 
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鏡の池の占い、ご存じですか? 社務所でいただいてきたおみくじの紙に10円か100円をのせたものを浮かべ、文字が浮かび上がるのを見て自分の運勢を知り、なおかつ、願いが叶うのが早いか遅いかを占うんです。
 
 ちょっとだけ読んできたものによると、10分~15分で沈めば普通ということらしい(普通って、何がどう普通?)。また、ここを訪れる恋愛祈願女子たちは、自分が伴侶と結ばれるのはいつかを占いに来るので、これは必ずやっていくようです。その相手が、遠いところにいる場合、離れたところで沈み、近くにいる場合は浮かべたところから近い所で沈む…ということらしい。前の時もやっただろうと思うんですが、その時のことは、もうすっかり忘れてしまっています(「あの子」に浮かべてみてほしいですね…爆)。
 
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 実は、母と私、宝物館の入館料を払うときに、これをもらってきていました。森をうろうろしている私たちを追い越していった例の団体さん、「縁があっても、もういいわ~」とか、「いや。私たちは運勢を見ればいい訳よ」とか言いながら浮かべられています。となりで、「これからあったら、まずいでしょうよ」。で、爆笑。そして、みなさんの結果がでるのを待つ私は見た。あきらめて行かれるまで沈まなかったし~。そのあとも沈まなかったし~。よかったですね、不倫にならずに…
 
 さて、みなさんが行かれ、やってみますかと浮かべた母のは、「すべてはうまくいく」と言うような運勢が浮かびあがったと思ったとたん間髪を入れず沈み、上のような運勢の浮かんだ私は、5分遅れて…。さっきの方たち以上に関係ないだろうに、ちょっと自慢げな母。負けた…ーー;。
 
 そのときの天候もあるのでしょうが、このおみくじが沈んだ池の底は実際に見ると、水自体はきれいなので、沈んだ紙の辺りがエメラルド色に見えてとても神秘的でした。写真ではその色はわかりませんね。それを見ていて、気づいたんです。いちばん向こうに沈まずに浮かんでいるおみくじの紙がある…。それも、数枚…。
 
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 浮かべた方の姿はすでになかったようなので、たいぶ前にあきらめて帰られたのでしょうか。それにしても、あそこまで沈まずに進み、ずっと浮かんでいるというのも、ある意味ですごいかも
 
 もし松江に行かれることがあったら、駅からわりと近いですからここへ行かれて、面白がってこの占いをやってみてください。旅のいい思い出になりますから。
 
 立ち去りがたい想いを感じながら、来た道を戻ります。なんだかわからないけど、スキップしたいほどいい気分。何でここまでここに来なかったんだろう。そんな風に思えた八重垣神社。機会があったら、また行きたいと思える所でした。
 
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 ところで、こんなの↓見つけました。楽しんでみてください。