『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

二の宮めぐり~行くかやめるか~

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                     通り道にある、冬季休業のお店にあったのれん。



 
 元々、大神山神社と言う名前をずいぶん前に見かけたことはありました。いつものように、全然関係のない内容の別の言葉を検索していて偶然見つけたんですね。それも、日本有数のパワースポットとして…。


 それがどこにあるのかは、最初は知らないまま放っておいていたんです。ところが、昨年は大山開山1300年ということで多くのイベントがあり、その中に大神山神社の名前を見つけたんですね。あっ、そこって鳥取にあったんだ!…です。ちょうどその頃、友達にも行こうと誘われたんですね。


 大山という山は、鳥取県民にとっては生活になじんだ山です。私が小さいころは、ご近所のおばあちゃまから、「大山がきれいに見えるから、明日は雨だよ~」なんていうような大山に関係する豆知識を聞いたりして育ちました(実際にそうでした)。また、大山のおかげで台風の被害が比較的に抑えられているというような話も聞いていたし、今は行くのかどうか知らないけど、以前の「伯耆」にあたる地域の中学校の多くでは、学校行事としてこの山に一度は登るのが常になっていました。ルートとしては歩きやすい「夏山登山道」を使って、山頂登破するんです。


 確かに山頂からの風景は快かったです。でも、高所恐怖症まがいの「インドア派」の私にとっては、その途中のあれこれが衝撃的で、大山登山は二度としたくないものの一つになっていたんです。大山に行くとすれば、新緑や全山紅葉の風景を車窓からながめ、その帰りに付近のお店をちょこっとのぞくくらい。それも、紅葉シーズンの、ここを目指す県内外からの車はとんでもない数なんで、紅葉狩りには他のスポットへ…という流れになってもいました。


 イベントのリストを見たこと、そして友達に誘われたことで、「大神山神社」をようやく直接検索。そこでその参道などの写真を見て、「いいじゃない、いいじゃない。行きたい! 多少歩くようだけど、大山登山じゃないし~」という気になったのだけど、ずっとここをのぞいて下さっている方は覚えてくださっている方もあるでしょうか。とにかく昨年の秋ごろまでいろいろあった。気がついたら師走に入っていました。一緒に行くはずだった友達ともスケジュールが合わず、今年はあきらめるかという気になりました。


 それでも、どうも引っ掛かる。伯耆二の宮だと知ったから、よけいに行ってみたいと思うようにもなった。そんなこんなで、やっぱりこのまま年を越せない。今年のうちに一人で行って来ようと決めたんです。


 大山は雪の多い山。大神山神社のあたりも雪に閉ざされ、天候が悪いときには門も閉ざされてしまうこともあるそうで、神社のホームページでも、「冬は里の方にある本社へ」と書かれています。いや。奥宮に行きたい。雪が降らない時期となると、もう猶予はない。天気予報を見て、今日しかないと思えた日を選び、大神山神社奥宮を訪ねることにしました。少し足を鍛えてからなんて言ってたけど、な~んにもしないままだったんですけどね。