まったりしてない吉野の旅~その2~





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 晴天の青空。この時期は「バス一台1万円」という駐車場に降り立ってみると、吉野山には、優しい風が吹いていました。標高900メートル弱ということのようなので、昨年末に行った大山(だいせん)の大神山神社と同じぐらいの高さということになります。ただ、私の感じ方だけど、大神山神社のあたりの胸がすくような凛とした空気ではなく、もっとこじんまりした、あったかい空気感のところだという感じがしました。

  吉野「山」というくらいですから、桜の群生が見られるという四つのエリアの、下千本→中千本→上千本→奥千本とあがっていくには、当然ながら坂道ばかりになります。それも、中千本あたりになると、かなり急な坂道に。つまり、ずっと坂道が続きます。そんなこと、誰も書いてなかったよ~。

 また、ネットでは、「奥千本あたりまで見て戻ると、3時間~4時間はかかる」と書いてらっしゃった方があって、「奥千本までは無理!」とは思っていたんだけれど、これ、実感でいうと、もっとかかるように思います。まして、今回は滞在時間3時間ですから、中千本あたりまでにしておいて、少しお店などのぞいて終わりにしようという話になりました。

 問題の坂道を上りながら、下千本のあたりを見下ろせるところでその景色を眺めます。それを見て、腑に落ちたことがありました。ネットなどで見る吉野山の桜…とされる写真に、何故桜に近寄ったものでないのか…にです。

 わが家のあたりで、あるいは他の土地でも、桜の名所といえば花盛りの桜の花をすぐそばで見ることができます。でも、この吉野山では、もちろん近いところにあるのも少しはあるのだけど、山を覆う、シロヤマザクラをはじめとする約200種の桜が咲く景色が格別だからなんですね。「なるほどね~」、です。「いや。わかれよ、最初から…」と言われそうだけど、気がついてなかったんだからしょうがない(と、開き直る)。

よく若葉から青葉が山を覆うころ通りがかりのその風景を見て、「緑(という色)には、こんなに種類があるのね~」と感動することがあるんだけど、桜の花でも同じことを思うとは考えてもいませんしませんでした。

これね~、写真は実際見たのには及びません。ホントに素敵なグラデーションです。もちろん、行ってらっしゃる方もあるとは思うんだけど、行かれたことがない方は、できれば一度…とおすすめします。桜のこういう見方もあるんだなぁと思えますよ。ただ、やっぱり、それを見て、胸がすく開放感を感じる…というのとはちょっと違う気がしました。何でなんでしょうね。これ、私にはわかりません。まっ、その時の私の感じ方だから、寝不足だったり…とかいうコンディションの影響もあったりしたのかもしれませんね。


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それでも思いましたよ。沿道の民家を見て、「朝起きて、外に出て、この風景見たら、どうよ~♪」って。若葉の時期も、青葉の時期も、紅葉の時期だってきっと素敵!「よっしっ! 今日も頑張るぞ~!」って、きっと思える…はず。慣れちゃったら、違うのかなぁ。

 道からの桜の風景をしばらく眺め、坂をまた上ります。今回、「ここに行きたい」と、友達にお願いした場所がありました。その場所に向けて―。



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