『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

「指示」が一番上なんだって

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 すごい雨でした。一昨日あたりから…。いや。その前の日も結構降ってたか…。やっと山を越えたかなという感じです。今も大変な状態にあるところのみなさんに、お見舞いを伝えることくらいしかできないのがもどかしいけど、こればかりは祈ることしかできないですよね。

 昨日は、「これまでに経験のない甚大な被害に見舞われる可能性があるので、とにかく避難準備を」という防災無線での連絡が割と早めにあったんですね。さらに、「年配者や小さな子供さんのある家は、明るいうちに避難所へ」という連絡もありました。ただ、「避難準備」は最近経験があったので、それなら大丈夫かなと軽く思っていたんですね。
 
 暗くなってからは、やはりそれまでにない不安感が出てきました。まして、ずっと流されているテレビのテロップで、「避難指示」という初めて聞く言葉が出てきてからは余計にです。なにせ、「退避勧告」というのが一番上だと思っていたので、「避難準備」→「避難勧告」→「避難指示」と、その緊急性の度合いが高くなるなんてことを始めて知ったんです。

 これまでそんなことのなかった、一級河川沿いのところが、次々と「避難勧告」、「避難指示」となり、その市や町ごと、それも数十万単位の避難対象者が出ているのを見ていたので、、まずいかなと思った時もありました。でも、わが家は、少し高い位置の住宅地にあって、山や丘が近いわけでもないし、家の周辺はとりあたっての危険はない感じだったので、何かあったら二階に避難すればいいやと腹をくくりました…(幸い、今特に目に見える被害はにないように見えます)。

 それに関して思ったこと。何だかんだケチをつけても、やっぱりこういう時に頼るのは、テレビの報道…とばかりに、この雨での災害の放送を見ていたのですが、見ているうちにちょっとした違和感を感じるようになったんです。全国での放送があった後、「中国地方からの…」といって流されるのは、被害の大きい広島のことだけだったことに。そのとき現在進行形で特別警戒中。次々と「避難指示」が増えていく他の場所のことなど何も触れられないのはなぜ? 普段はある地元局からのニュースさえもないのはなぜ? 

 もちろん、テロップはずっと流れていたんだけど、キチンとした報道として地元から伝えられることは一度もありませんでした(ちなみに、見ていたのはNHK)。その時に危険な状態にさらされている人がここにもいたはずなのに(実際、土砂崩れで孤立地域が出ていたり、床上浸水だの何本もの河川の氾濫寸前だのというのもあったのに、それはテロップで流されていただけで)、「まだ大きな被害にはなってないんだから、あんたたちは目の前の危険のことなど詳しく知る必要はない」ということなのかしら…なんて思ったりもして…

 それぞれの地域で、それぞれの「今」に必要な報道をするということはできなかったものなんですかねぇ。できないとすれば、こちらは丹念にテレビの報道の内容ではなく、テロップを眺めていくことしかないのかなぁ。



※大雑把な画像ですいません~。