
久しぶりに、長めのウォーキング。段々日が落ちていくなか、歩いていてたまたま見かけたあるものに、ずっと前にネットで見かけた話を思い出しました。
それは、深夜のある繁華街でのこと。その近くに住むある女性は、友達との女子会の帰りに、やたら賑やかに歩いていく、若い男の子数人を見かけたんだそうです。
相当飲んでると思われる彼らは、彼女が帰るのと同じ方向のよう。人どりもなく絡まれたら大変だと、関わらないように少し離れてついて行ったそうなんですが、その彼らが突然足を止め、彼女もまた足を止めました。
「お~い。聞こえますか~? お姉さ~ん!」。
その声からすると、どうも道端に「お姉さ~ん」が倒れているらしい。
病気とか事故とかで倒れているわけではないようで、「ここまで飲むかねぇ」とか、「ざまぁねえな」とか言いながら、何度か声をかけたあと、何やらこそこそと相談してるようす。
「 まずい! これは彼女を連れ去る気だ。何とかしないと」と思ったそうなんだけど、半分隠れぎみに張り付いた電柱のところから動きだせない。
すると 彼らは、彼女を連れ去ることもなく、バタバタと少し走り、また戻ってくる。そして、何かを置き、去って行ったんですって。
「あれ…って…

彼らが遠ざかるのを待って、小走りに走り寄る彼女。そして見たそこには、道の端に大の字になった三十代くらいの女性の回りに、どっかそのへんに置いてあったろう物が、いくつも置かれている風景―。
「そ~か、そ~か。そういうことか」…と、彼女は半分笑いながら、ほっとしましたとさ。めでたし、めでたし。
…って…、その人、起きて、魔法陣のように自分を囲んだこれ↓を見てどんな顔したんだろう…。
