モテるのはいいけれど…

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 また今日も35℃まで気温が上がりました。梅雨明け以来、ずっと35℃前後が続いています。いったいいつまで続くのか…ーー;。

 そんな中、夕方を待って近所まで買い物に出かけました。その途中、信号がかわるのを待ちながら空を見上げたら、面白い雲が。ちょっと撮ってやりましょうと携帯(電話)を取り出し空に向けていたら、何かが足に当たりました。

「ん? ……ん?!」(二度見)

 黒のチビにゃんこが、しっかり私の足に寄り添ってるじゃありませんか。それも、後からかけて来る子も合わせて三匹!(空を写すはずが、その姿を見てびっくりしてポチっとボタンを押してしまったのがこの写真です)。

 一匹なんか、無理からに私の両足の間に入ってくるし、足にもつれるもつれる。離れやしない。何てモテっぷりでしょう。雄の人間にこれだけモテたら、どれだけいいかしら…てのは取り合えず置いといて、思わず彼らに話かけます。

 ちょっとなでなでして、「あんた達、この辺の子?」。答えない。「おうちの人、心配してんじゃないの?」。やっぱり答えない。当たり前だけど。一匹だけ、見上げてニャ~と鳴いてくれただけ。「ねぇねぇ。危ないって。そこすぐ道だし…」。答えないのがわかっていながら、また語る。

 一向に離れてくれない3匹にどうしたもんかと思っていたら、すぐそこにある美容室のドアが開いて、そこの先生がすっ飛んで来られました。

「ごめんなさ~い。その子達、うちで預かってる子なの。外に出ないようにしてるけど、時々こうして脱走するのよね」。ああ、そうでしたかぁ。

「で、あなた。飼わない? 一匹…」。はっ?

 聞けば、ある朝仕事場であるここに来たら、美容室前の駐車場にヨン匹の真っ黒な生まれたて君達がいたんですって。捨て猫だったんですね。元来猫好きなこともあり、お客様に勧誘しながら育てることにしてひと月。人懐っこい一匹だけはもらわれていったのだけれど、異様に警戒心が強く、お客様に近づかないどころか、すっ飛んで逃げていくこの三匹は売れ残っていて困っているといわれるんです(まっ、顔も見ないで、にゃんこをもらう人はそうないでしょうね)。

 その三匹が、これまで会ったこともない私にもつれて離れない。これはいい。だめもとで聞いてみようと思われたらしいんですね。

「だめ~? このこ達がこんなに人に懐くのを初めてみたから、いいと思ったんだけど…」

 実は、よくこんなことがあるんです。私は犬派なのに、なぜか友達には猫をかっている人が多くて、人嫌いだったり、ご家族以外には懐かなかったりするにゃんこに、やたら好かれるんです。だから、もともとそこが自分の定位置であるかのように、会ったすぐから私の膝にストンとすわって来るのもよくあること。人間もそうです。イイヤツなんだけど、人見知りするとか、人付き合いが苦手ってのに、やたら受けがいいんですよね。特に変わったことをやるわけでも、ご機嫌をとるわけでもないのに…。いまだにその理由は謎です。

 猫談義を聞いている間に、何度目かの信号が青になりました。ぽろぽろ落ちだした雨粒に追われて、私は「ごめんなさい~」とそこを後にしたのでした。あの子達…、売れるかしら。