『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

ハクビシン~???



 ある日、友達からメールがありました。

 「ハクビシンがいる~!」

 ハ…ク…ビ…シ…ン

 その単語、どっかで聞いたような…。ああ。ハクビシン

 いつだったか、害獣かなんかの話の時に聞いた名前です。ただ、その姿も全く分からないので、「シャメ送れ」と連絡したんだけど、夕方でもあり何が何やらわからない画像が送られてきただけでした。

 実は、友達の家のにゃんこ姉弟(兄妹?)は、彼女の家から近い民家の車庫の裏に人知れず置かれていた「箱入りの捨て猫」だった、という過去を持ちます。そのお宅は猫好きで知られているお宅。箱を置いていった人はそのことを知る誰かで、捨て猫を見つけたものの自分の家で飼えないし、かといってそのままにしておくのもかわいそうだし…とかいうことで、「あのお宅なら何とかしてくれるんじゃないか」と思い、そっと置いていったんじゃないかと思う…と友達は話していました。

 明らかに人間の手による捨て方ですもんね。まぁ、そこに捨てようと思うなら、夜中にそのお宅の車庫の裏まで行かなければならないらしいんだけど、猫好きの友達は、「道路沿いに置いておいたら、間違って子猫が道路に出て車にひかれてしまうかもしれないと思ってのことじゃないか」と言ってました…。

 ところが、御いていった人の目論見ははずれます。何と、その時そのお宅は、家族さんと家ネコ君達で手いっぱいの状態で、新しい子を受け入れられる状態ではなかったんですね。そのまま行政機関に渡すこともできず、車庫の奥でその子たちを飼いつつ、飼い主を求める張り紙をしていらしたんだそうです。

 そこにやってきたのが、やはり猫好きの友達。車庫の前にちょろちょろ出てくるようになった子猫がかわいくて、ついつい頭を撫でてやったり、声をかけたりするようになり、ついには、「良かったらお宅で飼ってくれないかしら。一匹でも2匹でもいいから…(捨てられていた数は聞いていないんだけど、数匹いたようです)」ということになり、とうとうにゃんこ2匹をお持ち帰り。今では、立派なおてんばにゃんことわんぱく坊主となり、元気にやっているんですね。

 実は、その後もそこに子猫が捨てられていて、またおんなじように車庫で飼われていたそうなんですが、その子たちがどうしているかと通りすがりにのぞいたら、何と、様子の違う、子猫より大きな物体がご飯を食べていたというんです。つまり、子猫のためにと置いていたご飯を、、どっかからやって来たハクビシンが勝手にごちそうになっていた…ということですね。多分、そのお宅はご存知ないだろうというということなんだけど…。

 ハクビシンで、どんなの? いろいろ悪さをするンじゃないの? と思い、ネットでちょっと調べてみたんですが、その由来についてはいろいろ説があるものの、明治時代に毛皮用として中国から輸入されたものが始まりという説が有力だと書かれてました。野生なので、あれこれの病原菌を持っていて、それに触れたことから病気が広がるのではないかということで、害獣扱いになっていたみたいなんですが、小さな隙間から民家の屋根裏に入りこみ、走り回ったり、匂いまくる糞をしたりすることもあるし、植えてらっしゃる農作物を食べてしまうこともあるという意味では(雑食らしい)、害獣と言えなくもないんですが…。でね、その子はこんな顔してるんですって。




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 たぶん、鼻のところの白い線から、その名がついたんでしょうね。思わぬ勉強をしてしまいました。日本全体に分布しているらしいんですが、ハクビシン、見たことありますか?