The Love Letter

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 ご本家、韓国映画らしくない(?)韓国映画『イルマーレ』が好きだという話をしたら、「だったら、読んでみたらいいわ。きっと気に入ると思う。大好きな話なのよ」と勧められた短編がありました。ジャック・フィニイの『ゲイルズバーグの春を愛す』という短編集の最後に収められている、『愛の手紙』という作品です。

 ちょうどア○ゾンに注文したいものがあったので、そのついでにその文庫本を手に入れました。ほかに読まなければならないものもあるのですが、短編だからちょっとの間に読めるだろうと読み始めました。

 物語なのでストーリーは詳しくお話できませんが、4~50年前に書かれたそのお話は、なるほど「『イルマーレ』が好きなら…」と言われるわけだ、とわかる内容でした。確かに好きです。主人公の行動も、一々うなずけることばかりで…。ただ、きっと気に入ると思うと熱く言われた割には、「こういうラストなんだ~(おりこうさんね~。ちょっとがっかり)」という感じ。運命を変えるべく行動した『イルマーレ』の主人公の方が、私には好ましく思えたんですね…(『イルマーレ』という映画をご存じない方には?な話ですね。この物語を知らないと、もっとですね~。ごめんなさい…^^;)。

 その時、そういえば…と思い出したことがありました。どんな本なんだろうと開いてみたア○ゾンのレビュー全部の中に、訳がどうとか書いてあったのがあったぞ…ということを、です。翻訳に問題があると書かれていたような…。そう思ってもう一度覗いてみると、「その英文を読んだから気がついたことがある」と書かれていて、英文が載せられているアドレスも添えてあったので、そこをのぞき、その部分をつたない英語能力で読んでみると…!!!

 違う! 確かに違う!! レビューを書かれた方が言ってらしゃる意味がわかりました。学校程度の英語力しかない私(それもかなり怪しい…)だからそう思うというのではなく、直訳してくださればよかったのに…という感じ…。そうしてもらえば、現在形と過去形の書き分けだけで、その強い想いはちゃんと読み手に伝わったのに…。

 主人公の最後の言葉の訳も、本の通りではその想いをあらわしていない。違うと思う。いえ。それは私なりの解釈で、彼の選んだ道は違うのかもしれないけれど、私はその言葉で、彼は強い意志で彼女と同じ道を選んだのだと感じたんです。でも、翻訳の本にはそう書かれてはいないんですよね…。

 う~ん。翻訳ものは難しいですね。翻訳だからこそ、細かい風景まで理解しやすいという面はあるのですが、翻訳した方のアレンジがどうしても入ってしまう…。言葉までは変えてほしくなかったなぁ…。

 それを知って、そのお話が違うものに感じられました。そのノスタルジックな風景さえも…。何度か読み返す物語になりそうです(短いし…^^;)。どこがどう違うのか知りたい方には、両方(本と英文)必要ですが、もし物語をしりたいだけという方は、その英文を是非…。英語がお得意な方はそのままで、そうでない私のような方は翻訳機を使うと楽ちんです^^。