『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

明珠(加筆あり)

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 あけましておめでとうございます。今年も、まったりといろんなことを書いていきますが、どうぞあきれずにお付き合いのほどを~。

 今年、こちらでは例外の年越しでした。雪国の方には笑われそうだけど、大晦日から新年にかけて、雪が30センチくらい降ったんです。年越しに30センチくらい雪が積もったなんて、覚えがありません(そういえば、今日はソウルに20センチくらいの積雪があったみたいですね)。その分、周囲もまったりしていて、いつもより落ち着いた感じの年越しではありましたが…。

 それでも、それなりにあれこれやることのある3が日を過ごして、今日はうちの宗派ー曹洞宗ーでは、檀家総代さんを通して、お寺からいろんな小冊子や印刷物が送られくる日。いただいたものをぱらぱらと見ていたら、思いがけないことが書いてありました。

 
 『脚下照顧』

 この言葉に見覚えはありませんか? よくお寺の玄関あたりに書いてある言葉です。我が家が檀家になっているお寺の玄関にも、この立て札があるのですが、「脱いだものはちゃんとそろえときなさいよ~。お里がしれるわよ~」ということなのかと思っていたら、違うんだそうです。

 「あなたは何か(自分が持っていない大切な何か)を探しにいこうと思っているようだけど、それはまさにここにある。あなた自身が持っているんだよ」というような言葉なのだそうです。だから、探すんじゃなく自分を磨け、ということだそうなんですね。

 そういうことばを、自己啓発系の本で読んだことがあるような気がします。仏教でも同じなんですね~。

 ちなみに、それが書かれていた小冊子のタイトルは、「明珠(みょうじゅ)」というのですが、その「明珠」こそが、捜し求めるものー輝き光る宝玉でもあり、貴重な人や、ものを言うらしいんですね。

 
 明珠…。私の明珠とは…。思わず考えてしまいました。あるだろか…ーー;。

話は少しずれるのですが、去年の9月。宿泊したホテルで、ホテルマンの方に聞いたことがありました。東京ドームからそう遠くないそのホテル。やっぱりドームでのコンサートがあると、このあたりでもお客様が多いと話されたので、「一番人気は誰だと思います?」と聞いてみました。

 「コンサートすべてを把握しているわけではないし、私見ですが…」と前置きしての答えは、「お客様を見ていてですが、いちばん勢いを感じるのは、嵐です。その次は…、少し年代層は違いますが、SMAP…でしょうか。やっぱり根強い感じがします」

 私は、嵐の『one love』という曲のサビのメロディラインがなぜかとても好きで、時々ハミングしたりしていたのですが、そのときはその勢いをそうすごいと思っていなかったので、「ほう。そんなもんかいな」と思っただけだったのですが、新聞の年末のテレビ欄を見ていて、「なるほど、やっぱりホテルマンの人にはわかるのね~」と妙に感心したんです。それを見分けるのも立派な、「明珠」なのかもしれません。