秋の京都(その入り口)

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 母と京都に出かけてきました。祖母を見送ってから、よほどの用がない限りは出かける、年中行事のようなものです。祖母は、最後は「これをよく家で…@@;」と、かかりつけでないお医者様が絶句されたほど重度の認知症だったのですが、同じ時期にお舅さんやお姑さんを看取られた知り合いの「お嫁さん達」が、次々に床につかれたり、今度はご自分が認知症になってしまわれたりということが相次いだことで、「これはまずい。気分転換させねば」と、私が連れ出したのが最初でした(今では、母は当然連れて行ってもらえると思い、私にとっては親不孝解消ツアーとなっているという話も…^^;)。

 ですから、この旅は母の意向が優先。人ごみ嫌いの母を連れて行くという前提と、私自身の好みで、12月に入ってから終いの紅葉を見に行くのが恒例になっているのですが、今回母は、「天竜寺のちゃんとした紅葉が見たい」というじゃありませんか。ちゃんとした紅葉って、つまりは「きれいだわ~」と声を上げて眺められる盛りもしくはそれに近い状態ということでしょう? 「天竜寺って…、どんなに人が多いかわかってるの~?」といったんは言ったものの、連休もすんだところだし、平日ならなんとかなるかと出かけてみたのです。

 ところが! おかしい。今年の…、いや。いつもより早い時期のそこは、あまりにも変(?)でした。何が変って、平日でもとんでもない人出だったんです。母いわく、「圧倒的に私世代だわ(かなりのさば読みも含まれる模様~)」という人たちであふれかえっているじゃありませんか…。そこにさらに、中国語の団体さんや学生さんたちが混じっているんですから、そりゃもう…@@;。この時期でも、前はもう少しは落ち着いていたような気がするんですけど。

 とにかく、ある程度はわかってるつもりの私の想像をはるかに超えていました。少し時間をずらすためにも、そのまえにせめておいしいお昼でも食べられていればよかったのですが、母を連れて嵐山に来るとたいてい行く、天竜寺の塔頭(たっちゅう)にある湯豆腐屋さんが運悪くお休みで、名前だけは知っていたお店に行ってみたら、高いばかりでご飯さえ満足いくものではなかったことで、母あっけなく、庭全体を眺められる大方丈にあがることもなく、「もういいわ、天竜寺…」。そりゃそうでしょうよ…ーー;。

 そこで私、はたとひらめきました。ここは天竜寺。嵐電ー京福電鉄嵐山線の始発。少し戻れば、広隆寺がある! しばらく行ってないそのお寺には、そうです。あの弥勒さんがいらっしゃいます。今回行ってみたいと思っていたけど、何せ母優先のスケジュールですから、時間的に無理かもしれないと半分あきらめていたんですよね。これは、もう行くしかありません。

 母は実は弥勒さんにお会いしたことはがないんです。人ごみであーだこーだと詳しい話をするのもうっとおしいので、「四条大宮まで戻ったほうが…」と言い出す母に、無理やりほうじ茶アイスを渡して黙らせ、改札口を目指したのでした。

 


 

(で、画像はとりあえず撮った天竜寺の紅葉です)