『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

2社めのお礼参り

 私が、心臓の弁置換手術を受ける母の病気快癒のお願いに行ったのは、地元の神社と、出雲大社と熊野大社だった…というのは以前ここで書いたことがありますよね。8月の術後3か月検診の時には出雲大社を。で、術後6か月検診の今回は、ぜひとも熊野大社にお礼参りに行きたいというのが母の願いでした。
 
 で、午前中の検診を無事に終えて、一路熊野大社へ。熊野大社は、こんなところです。
 
 
 前回私が心訪れたのは春。夏みたいな暑さの日でした。今回は、しっかり秋。きっときれいな紅葉見られるだろうと思っていたのに、どうも遅れている様子。ここでは、少し色づいているという程度でした。それでも、駐車場はこんな感じ。
 
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黄色のじゅうたんができています。前回とっても強い印象を見せてくれたこの神社。今回は最初から、とっても穏やかで優しい気配がしました。
 
 
 
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 今回は、参拝の方の姿も前回よりさらにまばらで、どこもかしこも、ほとんど誰にもかかわらずお参りができる感じ…。それでも、やっぱりまだ遷宮の影響はあるそうで、出雲大社から来られる方もかなりあると巫女さんが話してらっしゃいました。今回私がこの境内をうろうろしている間もそういう風な方がいらっしゃいましたよ。とってもしっかりお願いしている妙齢の(!)女性の二人連れの姿も。出雲の神々のご利益をしっかりいただいて行こうということだったのかもしれません^^
 
 そうそう。思い出した。それぞれのお社の前で祈らせていただくときは、前回と同じ風が吹いていたんです。季節が違うのにね…。地形の関係でしょうか…。いや、それとも…。
 どちらにしても、私としては、「スサノオさん、クシナダヒメさん、来ました! 母、元気になりました。ありがとうございます!」って、前回よりずっと近しいお参りをさせていただけたことがうれしかった…。
 
 
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 紅葉の盛りにはまだあるものの、それなりに色を変えつつある境内をしばらく歩きます。静かないい時間を過ごすことができました。
 
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 お参りのあと、隣にある施設でコーヒーなど飲んで、しばらく休憩をしました。そこで地元の方に「お参りですか?」と話しかけられたんですね。「母の病気快癒のお礼参りに」とお話ししたんですが、その方が言われたんですね。「最近は、大社の遷宮や古事記なんかの関係で来られる方もあるけど、お祭でも正月でもない時期にお参りに来られる方がここは結構ある。そういう方に聞くと、ほとんどがお礼参りだって言われます。ここは、ホントにお礼参りが多いお社なんですよ」って。
 
 「とてもいい神社だから行ってみたら?」と教えてもらった私のように、何かの真摯な願いのために訪れる方が多いんだろうなと思った私は、「そうでしょうね」とそれに応えました。そして母も、「静かで穏やかな、ほんとにいいところですもんねぇ」と。ところが、その応え方、よく考えたら違っていたんです。いや。あちらはあちらで、その答えでもおかしくは思われなかったでしょうけど。
 
 帰って、年末の神棚の掃除をしてからおさまっていただこうと、神棚の横に、いただいてきたお札を置こうとしてそれに気が付きました。お参りに…ではなく、お礼参りに来られるというのは、願いがかなっているからこそ。つまり、願いがかなうことが多いお社だって言ってらっしゃったんですね。ずれた応え方をしてしまった…ーー;。いや。それ以上に、それに気が付いて、はっとしたのでした。
 
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