『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

これっ?!

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 さっきから、ちょっと途方に暮れております。いや、ほんと途方に暮れるというのは、こういうものだと体感してる感じ…。ことの始まりは、叔母が持ってきたCDなんですけど…。

 叔母は、中国に工場がある会社に勤めていました。こちらの本社では、あちらの研修生を指導する立場にいて、ある研修生から「日本のお母さん」とえらく慕われるようになったらしいんです。その人が、いったん帰国したあと、日本語の通訳になりたいという夢を持つようになって再来日してからは、会社でとは違う交流も生まれていたようです。

 さて、だんなさんが亡くなってから一人暮らしの叔母は、めでたく定年。で、それからは、お友達に頼まれたバイトなどを時々しながら、年金とそのバイト代を元手に、あちこち旅行を楽しんでいるんですが、パスポートが切れるのを潮時に、海外旅行からは足を洗う決意をしたらしいんですね。で、その最後の渡航先に、あちらに帰国したその元研修生さんの所を選んだんです。

 あちらでは楽しいひと時を過ごしたらしい叔母は、帰国してすぐ、おみやげを持ってやって来ました。それと、CDとカセットテープも持って…。叔母が夜なかなか眠りにつけない性質なのを知っている彼女は、「日本のお母さん。これを聞きながら寝て」って、二胡の3枚組のCDを別れ際にくれたそうで、寝るときは、亡きだんな様愛用のウォークマンで音楽を聴きながら眠る習慣の叔母は、それをテープにダビングして欲しいというんです。

 金曜日の父の一周忌に来てくれた時に渡してあげようと、夕方からダビングし始めたのはいいんだけど、これ、二人とも聞いたんだろうか…ーー;。

 さっきからずっと私の耳にひびいているのは、激しく打ち鳴らされるドラみたいな打楽器、そして強い息で吹き続けるタンキングだらけの管楽器、さらには、津軽三味線のように激しい指さばきの二胡のメロディ…。それも3枚ほぼそんな感じ…。これ聞いて…寝るの…?