母の診察についていきました。ここ数回の診察のときの恒例行事、玄関での体温測定をして中へ入ります。
さて、とくに問題はなかった母の診察のときに、先生との間で出たついでに、ちょっと聞いてみたんです。「いつ頃になったら、多治見にいる母の姉に母を会わせてあげられるでしょうか。母もそれなりな高齢になって来ているし、一回り違う叔母の年齢も年齢なので、なるべく早くと思ってしまうんですけど…」、と。
先生曰く、「お母さんの体調には問題はないから、移動許可が出たら、何時でも行けるよ。ただし…」。
―ただし?
「条件はある。車でいくこと。食べ物や飲み物は買わないこと。おにぎりでも作って、お茶でも持って、必要なものは全部準備していく。サービスエリアには寄らない。携帯トイレとかを使う。あちらの家族や、施設に入っておられるなら、施設の人と近寄らず、お姉さんともソーシャルディスタンスをとって会う。こういうことならね」
「まえから、あそこまで行ったら、死に土産に(おいおい)、もう一度伊勢にも行きたいわとかいってるんですけど…」
「だから、全く問題ないよ。ただし、同じ条件でね」
そういうことになるか……。無理‼
「何せ、誰が持っているかわからない。本人でさえ、わからない。あっちこっちもばらまかれているし…。だから言えるのは、(体調や体力的には)今でも大丈夫だけど、行くなら(ウイルスを)持って行ったり持って帰ったりしないでね…ということになる」。
…ということは、まずは心の健康のために、「いつか行けるだろ」くらいに楽観的に構えて、目の前の楽しいことをやる…。そういうことくらいなんですかね、できるのは―。