『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

湯水のように…じゃなく、湯水ですから~!~その3~

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uraniwanobiora



 (二つ前からの続きです)

 翌日、待ちかねた水道屋さんが。水道管のつなぎ目が腐食してビビが入ったための漏水だと言われました(古い家ですからね~)、それでも、30分ほどで修理は完了!(パチパチパチ)。実は、少し前からそこの蛇口の締まりが悪いというか、やたら重いと感じていたんだけど、そのことも今回のトラブルの関連だったようです。

 そうそう。寝ずの番の途中、止水栓を閉じて寝るというのはダメかしらとネットで調べたんですね。そしたら、管が腐食している場合、「不用意に止水栓を閉めると、再び開栓したときに大きな圧力がかかり、余計にヒビが広がってしまう可能性がある」と書かれていて、止水栓を止めるのをあきらめたたんですよね。その時以上のことになるというのは、考えたくもないことでした。

 今思うんだけど、「あれっ。蛇口が締まりにくくなったな」と感じたときに、「これくらいのこと」と思わず水道屋さんに見てもらっていたら、こんなひと騒ぎをしなくて良かったんですよね。水道管を長らく換えてらっしゃらない部分があるお宅は、頭の片隅に置いて置かれるといいことかもしれません。ご参考までに。


 その日の午後。温水器の部品の交換が終わりました。お風呂上りに、ぞぞっとしながら、もう温水器のバルブを閉めに行かなくていいんです。それ以上に、短時間でたっぷりのお湯に浸かれる幸せったら…。もう手を合わせて「ありがとうございます~!」と言っちゃいましたからね、幸せすぎて…。

 これもね~、一気に変わったのではなく段々とだから、お湯のたまりが遅くなってきていたのに気づいてなかったし、それまで特に温水器の異常を感じなかったために、モニターを常に気にして見るという習慣がなかったということが大きかったんですよね、考えてみれば…。ここも注意点でした。ちょっとの油断が、命取り…とまでは言いませんが。


 翌日の温水器の修理にも、やはり部品交換が必要でした。ただ、ここ数日のあれこれで、「少々高額になりますが」と言われても、「ありがとうございます!」の心境になっていました。応対が異様に明るかったのにわずかに怪訝な顔をされたので、「実はね…」と事のいきさつを話すと、「うわ~。一気に全滅ですかぁ? 大変でしたね~」。そう。大変だったんです。高額部品だろうが何だろうが交換ですんだことに感謝だし、直してくれたあなたが天使に見えますよ、私には…。

 話はちょっとずれるけど、以前テレビで、「借金は、最初に必要な額よりかなり多めに頼み、そのあと必要な額を頼むとうまくいく」なんて話をしていたのを聞いて、「そんなこと。借金は借金じゃない」と思ったことがあったんだけど、借金ではないけど、今ならわかる気がします。温水器と食洗器、両方のとっかえになるかもしれないと思っていたのが、たとえ高額でも部品交換ですむとなるとすごく安くすんだって気になりましたから。どっちにしろ、予定しない高額出費には変わりないのにね。人間って、不思議なものですね。


 そしてようやく、我が家に平和が戻って来ました。それまで当たり前にできていたことが、当たり前にできなくなったとき。そして、それが戻って来た時。この程度のことでも、それでどう気持ちが動くか。それを思い知った感じです。そして、ほっとした途端、再び鼻たれ小僧が戻って来ました(ズルッ。タラ~)。

いいんだ、いいんだ。これくらい。お風呂で暖まって、今夜は早めに寝るとしましょ。