ひと目見し少年(ひと)

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 昨日おとといと、いささか心に重いものを抱えていたのが、いきなり昨夜楽になりました。わかりにくいかと思いますが、その分、今日になって、おかしな淋しさも感じていたんですね。
 そういうときって、ふっと「ココア飲みたい!」って、思うんです。今日の場合は、「あっ! ウォーキングしてきてからにしよっ!」(何で?)。

 で、とことこ出かけたいつもの道。車の通りは多いんだけど、人はあまり歩かない交差点少し手前で、黄色信号。足止めを食いました。ぼ~っと目の前の信号を眺めていたら、キキ~っと、自転車のブレーキの音。反射的にそちらを見たら、そうだなぁ…。中3か、高1ってあたりの男の子が。道を隔てて向かい合う形です。

 「おお…」。

 内心、つぶやきました。
 ジーンズ姿で、片足を支柱にして立つ姿の美しいこと。普通の坊ちゃん刈りに、黒のTシャツに同じく黒で長めのパーカージャケット。背中に、ギター侍のような感じで、テニスのラケットをしょっています。
 赤信号にせき止められた彼は、ふうとため息を吐いて、横の信号をちらり。そのシャープなあごのライン。まなざしの涼しさ。

 「なんと、先行き楽しみな…」(神様~。罰当たりな私をお許しください~)。

 これくらいの男の子は、また良くわかりません。ご両親から受け継いだものだけでこうなのか、自分を耕しながら、こうなってるのか。でも、贔屓目(?)に見てしまったのか、私は後者かと、瞬間感じました。
 どちらにしても、素材は良い。こんな子が、この辺にいたのかと思ってると、こちらを向いた彼と、見つめ合う形になりました。お互い、真顔。当たり前ですが…。

 信号が変わり、横断歩道の真ん中ですれ違った彼からは、何の香りもしなかった。なんか、それが少しうれしかった私です。
 わずかな時間で、こんなすがしさを感じさせてくれた彼。歩きながら、ふっと思ったんです。私は、こんな一瞬だけの出会いの人に、どんな感じで見られてるのかしらって…。

 

 (↑こんなあご)。