なぎの海を 見ながら
車をとめた 海沿いの道
いるはずのない ふたりを みてた
ガードレールに 腰かけて
ふたりで 海をながめてる
どちらかといえば
無口なひとは
いつも以上に 無口になって
それでいて やさしい顔してた
スピーカーから ながれてたのは
ボズ・スキャッグス
そう この曲だった
倒れ尽きるために
走ってるんじゃないかって
思ってた
間違いだらけの 遠い日
やっと なつかしいと
いえるときが きたみたい
”馬鹿だな
もっと早く きりをつけろよ”って
ここにいたら
きっと言うね
ねぇ
元気でいる?
今日を 生きてる?
幸せでいるよね
幸せで いてよね
そうでなきゃ
卒業できないから
あなたを
卒業できないからー