『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

ひょんなことから(?)梅仕事

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 よかったね~^^。サッカー…。といいながら、昨日(今朝か?)、サッカーの始まる寸前、正気をなくして眠り込んだお馬鹿は私です。にぎやかな中、よく眠れたもんだ。

 まっ、それはそれとして…。父がなくなり、整理してごくわずかになった我が家の果樹園に、梅の木が大小4本あるんです。母も私も、そのすべてがこの辺りの原産の野花(のきょう)ぶんごという種類だと思い込んでいました。

 野花ぶんごの時期は、梅としては少し早めで、肥料もやってなければ、消毒もしてないし、どうせ実はなってないだろうと思い込んでいたのと、その収穫の時期に少し忙しくしていたことで、今年はあきらめようということになっていました。我が家には、以前の梅干の「在庫」があって、今そうほしいわけでもないということもありました。

 ところが、父のお友達(この方もすでに故人)の奥さんから、思わぬ話が…。我が家の梅は、野花ぶんごばかりではなく、紀州産の梅として有名な、南高梅もある、というのです。何でも、父とそこのおじさまが二人でその苗木を手に入れ、植えたという話を聞いているというのです。それは、かなり前のことだそうで…。

 「南高なら、今収穫できるわよ」とそのおば様。そのお宅も、家におられる息子さんに先日採らせたばかりだから、同じときに植えた苗木ならいいと思うと言われます。

 そんな話は初耳でした。父は質のいい野花ぶんごを作っているというのが自慢でしたから、その話は時々していたのですが、南高梅があるなんて、一言も言わなかったんです。その話を聞かれたという時期からして、母にはそれらしき木はわかったようで、うちの母、その木になりました。いや。その木になったら怖いですね。気になった、です。はい…。で、昨日の午後二人で果樹園に行ってみることにしたんです。

 とはいうものの、剪定さえされていないほったらかしの木。きっとたいした実もついていないだろうと思っていたその木は、気にすることもなかったその2~3年の間に、小さいながらも立派な若木になり、その木の枝が下がらんほどの数の梅の実をつけていたんです。完全無農薬、無肥料の、ナチュラル梅。小ぶりではありましたが、虫もつかず、病気にもなっていないんです。

 何の世話もしてやってないのに…。ピクニック気分だった私は、それを見て、しばし呆然としました。それでもちゃんと育って、こうして実もつけて…。何てえらいんだろうって、ため息さえつきました(それ比べて、わが身の小ささ…ーー;)。

 それはともかく、とにかく収穫。剪定がされていないこともありましたが、木が若い分、枝もあちこちに暴れるように伸びていてかなり獲りにくかったのですが、何とか「こんなにはないだろうけど」と持っていっていた、家にある限りのホームセンターの一番大きい袋5杯分の実が取れました。

 昨日、あれこれの下準備をすべて終えた頃には、辺りが暗くなり、今日も今日とて、しばらくつけてなかった梅酒の瓶やあれこれの材料を買いに走り、それを母は梅干に、私は友達が近所のおばあさんから教えていただいたというレシピでの梅漬けと、梅酒にと活躍(これ、友達によると、一回のご飯で5個は食べられるとか。漬け方は簡単。興味ありますか? レシピ…)。さて、どんなになりますかね…。楽しみです。

 母、先ほど一言、「あ~。昨日今日と梅でえらいめしたわ~」(ため息)。あっ、それでだ! 昨夜寝ちゃったの…。