『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

鏡開きも過ぎまして…

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 鏡開き…っていう行事が今もちゃんと行われているかどうかってことはさておきまして、とりあえず、鏡開きの時期も過ぎたところで…、お雑煮のお話です(ちょっと話題が遅れ気味?…^^;)。

 以前お話したことがあるかもしれませんが、鳥取の多くの地域では、「あずき雑煮」が食べられます。西日本の多くがそうであるようにまる餅で、御餅を焼かずにゆでて、あずきの汁をかけて食べるんですね。

 それじゃぜんざいじゃないと思ったあなた。これが実は、それぞれのお宅、それぞれの地域で違いがあるんですよ。知る限りでは、まったくおぜんざいとかわらないようなもの、おぜんざいより甘みが控えめなもの(うちのはこのタイプ)、お汁自体は塩味で、お椀に持った後でお砂糖を載せていただく…というのもあったりするようです(実際はもっとあるかも…)。

 このあずき雑煮というのは、ものの本によると、鳥取とお隣の島根県の多くの地域と長崎県、それと石川県の野能登地方にしかないとされていました。ですから、大阪の男性と結婚した私の知り合いなど、新婚時代、「何で正月からぜんざい食わせるんや!」と大喧嘩になった…という話も。

 何であずきなんだろう…。実は子供の頃から思っていたんです。テレビなんかで見る他の地方のは、いろんなものがのっかっていて豪華じゃないですか。それとくらべて、うちのは何と地味なことか…(T.T)ってね。

 中学の時、ある日突然その答えのひとつがもたらされました。2学期が始まってすぐの授業の合間に、先生が、「このあたりがあずき雑煮なのは、あずきが貴重なものだったからだ」と話されたんです。で、単純な私は、その時から「そっか~。お正月だから、貴重なものを食べましょってことだったのね~」と納得していたのですね。

 ところが、それとは別の理由があること(仮説)を、今年になって知ることになったんです。実は、かの高句麗に関係あるのですが、それはまた明日ー。