『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

わらちゃんのいる場所~その2~

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その神社は、JR京都駅から大阪方面に向かって一つ駅を進んだ西大路駅から、(西大路)通りを少しだけ北にむかった所にあるようです。その西大路通りが西側に不自然に曲がったところにあるからすぐわかるという、若一(にゃくいち)神社。そこが、座敷わらしがいると言われる神社です。

 その道が不自然に曲がった原因は、そこに植えられている樹齢800年を越えるという大楠の木。この西大路通りを整備したとき、整備のために「切ると祟る」と言われる話のあるこの木を切ろうとした人たち(関係者含む)が次々と不幸に見舞われたことから、この木に関わらないようにして道が整備されたから…らしいんですね。


 実は、神社内ではなくこの木こそが、座敷わらしがいると言われる場所なんだそう。「『見える』とかいう霊能者が、座敷わらしがいるとか言い始めたが、元々そんな話はなかった」という方もあるらしいんですが、そういう方の話も「聞いた話」であるだけに、どっちがどうなんだか…というか、いると思って見るのも、いないと思って見るのもよし。それでそのあたりの方が迷惑されることがなければ、いると思ってわらちゃんを探してみるのも、話しかけてみるのもいいじゃないって思います。

 私がいた中には、最大で12体いるという話もあるわらちゃんたちとコンタクトを取り、来てもらう方法も書かれていました。たとえば、私のように「見えない人(あるいは、見たことのない人)」なら、「私は見えないんだけど」と断って、自分の名前や年齢を告げ、「あと何十年くらい生きると思うんだけど、その間うちに来てくれる?」というようなことを言ってみる。すると、それに応えることのできるできる子が来てくれるだろうというような話でした。

 そうそう。「うちには神棚がないから(あるけど、ふさがっているからという場合も)、どこでもいやすい所にいてね」といっておくというようなことも書かれていましたっけ(あくまでも概要)。それをやって万が一来てもらえても、この前のようにつまんながられたら出て行かれるかもしれないという注意点はあるかもしれないですね。


 …と、かなりざっと書いているのは、私にとっては、新たに来てほしいというより、うちの「不可思議な音」の原因がわらちゃんだとしたら、もう来てもらっているということになるからです(やり方を詳しく知りたいかたは、「『若一神社』『座敷わらし』」で検索されると、参考になる話を探せるかと思います)。

 ほんとはどうなんだかわからないんだけど、呼びもしないのに来てくれてるというように感じられる…というお宅はあるよう。となれば、そういうこともありえるか…と、「わらちゃんが来てくれているなら、楽しんでくれればいいな」とか言って、お菓子やおもちゃを置いて私が楽しんでいるということなんですね。だから、話しかけてはみるけど、「来てね」は言わないと思います。


 ところが、そんなやつが「へ~っ!」と思ったことがありました。この木じゃなく、神社の方に。次回はそのお話です。