『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

わらちゃんのいる場所~その1~

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 さて、二つ前のお話の続きです。

 私がこれまで特に興味を持たなかったからか、「座敷わらし」について覚えているのは、「見た人は、国を背負う役職に就ける」とかいうことで有名な岩手県の宿での話くらいでした。まぁ、座敷わらしがいる家は栄えると言われているという程度は、知っていたんですけどね。

 「栄える家」ということでいえば、我が家のあたりでは「座敷わらし」より「狐つきの家」というのが知られていたようです。その家の誰かが不思議な行動を取るとかいうのではなく、その家に住みついた狐があっちやこっちからいろんなものを取ってくるので、結果その家が栄えるとかいう話らしいんですが、と~んと昔の話で、「こういう話だよ」とちゃんと教えてくれる人がいないので、実際は怪しい話だと思っていたんですね。

 その程度の私が、「その子」について前より興味を持つことになったのは以前の記事で書きました。うつらうるらと寝ている時などではなく、普通の生活の中で何の前触れもなく、ありえない「音」を聞いてしまったので、「何でこんなことが?」と検索してみたのがはじまりでした。

 その検索結果の中に、「そういうことはない事ではなく、どうも『座敷わらし』というものの仕業ではないか」と書かれているものがいくつかあったんですね。そして、そういう「異変」があったあとで、大金持ちになったとか、家が没落したとかいう大きな変化があったとかいうことはなく、どの方も起こっている出来事を淡々と受け入れていらっしゃるよう。そのことに、ちょっと安心したんですよね。ええ、何せ小心者ですから。

 そんな私ですから、すごく「その子」を見たいとか思ってるわけではないんです。でも、たまにでも「その子」が遊びに来ているんなら、食べたり遊べたりできるものを置いといてあげたいなぁと、おもちゃやお菓子を気になる部屋に置いてみたりしているんですね。特に願いはありません。楽しんでくれればそれでOK!

 とはいえ、思うことはありました。「座敷わらし」というのは、特定の所にだけ出現するのではなく、いろんなとこに現れるものなのかなということです。子供の精霊だということですから、自由に動き回っているんでしょうか。そういう子が実際にいて、思い出したように我が家にも来ているとすれば、この子はどっから来てるんだろう…???

 そんなこんなで、時を置いてまた検索してみると、我が家のあたりには「その子たち」にまつわる場所は見つからず、京都にその子たちで有名な神社があるというのを見つけたんですね。

 京都に? 「あの問題」さえなければ、すぐにでも行ける場所。というか、ほかに行きたいとこに寄っても日帰り可能な場所です。その上、どっかのお宿とか言うんじゃなく、神社だ~♪(神社好き)。

 ↑でも書いたけど、私は積極的に「その子たち」を見たいと思っているわけではないんです。見ちゃったら、ちょっとびっくりして固まりそうだとさえ思う(ビビるに近い?)。でも、これも縁です。ひょんなことで名前を聞いた、その場所のことを知りたくなりました。