『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

何かおかしい夏

イメージ 1

 
 暑い。暑すぎる…と思っていて、ふっと気が付きました。やっぱりせみの声がしない…。

 やっぱり…というのは、梅雨が明ける少し前に、まだせみの声がしないな~と思ったからなんです。毎年、その年の梅雨明けが遅かろうが早かろうが、梅雨明けの少し前にはせみの声が聞こえ始めて、「ああ。梅雨が明けるな~」と思ったその2~3日後に「梅雨が明けました」と報道がある…という感じなので、まだ梅雨明けはないと思っていたんです。それなのに、今年はせみの声がしないうちに梅雨明け…。

 我が家の庭には、結構大きな木があります。一番大きいのは樫の木で、せみがやってきては、ミンミンとやってくれます(やたらうるさいアブラゼミ)。暑さもあって、あまりのうるささに、「何かぶつけてやろうか…」と思ったりすることも多々あるのですが(やらないけど)、今年は今のところそれもまったくです…。

 外に出たときに、耳をすませてみるのですが、やっぱりいつもと違う…。聞こえない。そう思っていたら、梨の果樹園をやってらっしゃるところの隣に菜園を持ってる方から、母がこんな話を聞いてきました。「せみの声がしないどころじゃなくて、カブトムシがまったくいないのよ」。

 実は、果樹園にはクワガタやカブトムシがたくさんいるんですよね。父が果樹園をやっていたときにも、クワガタやカブトムシの成虫はもちろん、幼虫を見つけることもよくあって、知り合いの子供さんに分けてあげたりしていました。それが、どうも今年はいないらしい…というんですね。

 お孫さんのために、その果樹園の方からクワガタやカブトムシをもらっていたというその方は、「消毒などの薬剤のせいではないか」といわれたそうですが、それは間違いです。

 にわか仕立ての園主だった父に、「とにかく残留農薬がないようにということで、チェックも厳しいし、農薬はゆるいものしかかけられないことになっている」と聞いていました。それ以降、規制がゆるくなることはありえないと思いますから。

 だとしたら、何でだろう…。このあたりだけなのかなぁ…。

 ただ、時期が遅れているだけかもしれません(でも、そうだとしても、例年とは違いますが)。暑さが少し落ち着いてきた頃、遠くの方から聞こえてくるヒグラシの声。私はこれを聞くのが楽しみなんですけど、まさかこれまで聞こえないわけじゃないですよね…。ちょっと心配。