『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

いざ! 神在祭に(その3~いよいよお参り~)

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出雲大社の駐車場でタクシーを降りると、6~7台の大型バスが駐車されているのが見えました。お正月ほどではないけれど、参拝客はかなり多いとネットでも読みましたし、すんなりとは仮拝殿にたどり着けないだろうと想像はしていました。

私がお参りしたのは、「縁結大祭」という大祭の前日。その大祭では、結婚に向けての特別の祝詞があげられるということで、あらかじめ申し込みされている「良縁を望む老若男女(!)」が、大きなコンサートでもあったのかと思う程集まられ、式典に参加されるんだそうです(あんたも行けってか?)。

 申し込みをしていない人の場合、式典が行われる午前中には、直接仮拝殿の前の方でお参りするのは難しいと聞いていましたし、その大祭の後の日はお天気が悪いという予報だったので、わざとその日を選んだんですよね。

 「それでも多いか~」と思いながら鳥居をくぐったら、何ということでしょう(どこかの改築番組風に)。そんなでもないんです。出雲大社の広さもあったのかもしれませんが、あまりにすんなりと鳥居をくぐることができました。

やはりお正月ほどではありませんね。というか、普通の日よりは多少は多いかな、という程度でした。最初の神迎、縁結、さらに神送りと3つの大祭を避けてこの日にしたとのは、ちゃんと自分のペースでお参りするという点では、正解だったように思います。

お正月との違いはもうひとつありました。それは、仮拝殿の前で祈る人々が、お正月の初詣のときよりも真摯で、お参りの時間も長いと感じられたことです。特に、観光バスでこられた方達より、個人でこられた感じの方達はほんとに熱心でしたね。かなり本格的な参拝作法(たぶん)でお参りする若い男性も何人か見かけましたよ。

そんなことから、ここで神在月に訪ねてみたいと思っておられる方にアドバイスです。再来年の5月の式年遷宮まではまだまだ工事中だし、翌日の大祭の準備のテントが何張りも設置されていたりしますから、見栄えはそう良くないですが、どうしても神事(大祭)にかかわりたいという方でなければ、こういう日がお勧めですよ。ちゃんと仮拝殿のいちばん前でお参りできますし、神在祭の特別な感じは充分味わえると思いますから…。

神在祭の特別な感じ…というのは、この次と次の記事に書くような、目に見えることのほかにもあります。自分なりの感じ方なので、どなたでもそう感じるというものではないかもしれないですけど、「あっちもこっちも気がいっぱい」という感じがしたことです(おかしな言い方でごめんなさいね。でも、そうとしか言いようがないんです…^^;)。

こられている方の心の気(?)や、八百万の神々がいらっしゃるという先入観がそう感じさせるのかもしれないな、と思ったりはしましたが、いつもここを訪れるたびに感じる、心地よい微風(実際に吹いているものとは違うような…)や、背筋の伸びるような気持ちよさや、そっと背中を押されるような感じはなかったのは間違いないですね。とにかく、「気がいっぱい~」という感じ。私に感じられたのはその程度ですが、それでも「いつもと違うな~」と感じたわけですから、感じやすい筋の方(?)なら、もっといろいろ感じられるかもしれません。

さて、仮拝殿でお参りして、境内を歩きます。まず目に入るのは、この時期だけお参りできる、神々をお乗せして来た龍蛇神が祭られるテントでしょうか。ここでは、お神酒や洗い米を頂いくことができます(お神酒をいただいた素焼きの杯は、記念に持って帰ることができますし、洗い米は、帰られてから、ご飯を炊くときに一緒にどうぞ)。さらに、この時期だけのお札(一枚は、ちょっと苦手な絵…ーー;)やお守りをいただくこともできるんですよ。いつもと違う、楽しみですよね。それでは、これからさらに、この期間の境内を御案内しますね。