ここ数年裏庭に毎年現われていたのに、去年はやって来なかったハグロトンボ。新鮮で澄んだ空気にきれいな川の流れのところに現れると言われるこのトンボが、今年はやってきてくれました(わが家は確かに田舎だけど、すぐ横の道は車が通り放題だし、上のそばにある小さな川には水がほとんど流れていないんですけどね)。
迎え火を焚く前の日。今年鉢に植えたばかりのミニバラの花が一輪だけえらく深紅色だったので、水をやる前にちょっと撮ってやるかと構えたところにひょいとそばに現われたんで、思わずそのままそっちに向けて撮ったのがこれ↑
種類としては、カワトンボというのの仲間になるらしいです。普通のトンボが滑空で空を飛ぶのに対して、カワトンボは蝶々のようにヒラヒラ飛び、羽をやすめるときは、4枚の羽をきれいにたたむのが特徴。なので、特に何も考えず、飛び立つ瞬間に撮ったこれ↑って結構すごいタイミングだったってことなんですね(でも、前にも羽が広がっていたのを撮ったような気も…)。
ハグロトンボは神のつかいと言われ、お盆のころに現れることから、死者の魂を運ぶ存在とも言われるそうですが、トンボは前向きにしか飛ばないもので、止まる時にはさっきも書いたように羽を閉じて止まる。これ、風水的にもいいにものなんだそうです。
恋愛運を呼びよせる幸運のシンボルで、これを見かけるのは、恋愛運だけじゃなく、成功や出世、金運にもいいことがあると言われるそうなんですが、去年来てくれなかったから、「とうとうハグロトンボにも見放されたか」と思っていたんです。だから、思わず、今年も来た~~~!!!です。何かうれしい。
ところが、今年来てくれた子は、なんかこれまでと違うと気づきました。一昨年まで来てくれていたのは、体が黒かったような気が…。ちょっと調べてみると、体が黒いのはメスで、この玉虫色のはオスらしいんですね(実際に見ると、この写真よりもう少し派手な感じの色です。メスを引きよせないといけないから?)。
今年はこの時だけじゃなく、お墓参りの時にもハグロトンボばかりをたくさん見たんですよね。こんなことは初めてです。
だいたい、思いだしたように大きに地味なでっかいやつを、後は、お彼岸の頃赤とんぼをt時々見ることがある…って程度なんですけどね。それも今年見たハグロトンボは、一匹だけ黒い体をしていたんですけど、あとはみんな玉虫色でした。不思議な年です。