平成最後の秋の夜

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 前の記事から歌つながりで…。
 
 少し前のある夜、テレビで昭和の歌の特集番組をやっていました。母が見ていたのですが、私は特にテレビを見るでもなく、同じ部屋で手作業をしてたんです。

 その番組、何としっかり2コーラスやってたんですね(それがフルコーラスかどうかは、私にはわかりません)。その分、見てなくてもしっかり耳に届いたんです。
 
 聞いてるうちに、思ったこと。そのとき聞いた昭和の歌たちから、なんとその歌の風景が見えることか…。今テレビで流れがちな、ダンスとのりのいい歌の団体(それも大人数の)パフォーマンスなどではみえない、風景や想いが、そしてその人が、見える気がしました…。

 そして、「へぇ、こんな曲だったんだ」と思った曲の一つが、「居酒屋」。 もちろん聞いたことはあるんです。ただ、ちゃんと「歌詞を聞いた」ことはなかった気がします。

 「もしもきらいでなかったら、何か一杯飲んでくれ」で始まる、その曲。絵もなく、歌もなく、花もない…。そんな、見ようによっては殺風景な飲み屋さん。そこでたまたま出会い、横に座った二人が何となく飲み交わす。

 今この時代なら、直ぐに聞きそう。名前どころか、いくつでどこに住んでて、仕事は何をしてて…なんて次々とね…。ところがここでは、「名前聞くほど野暮じゃない。まして身の上話など…」とくる。

 この距離感がいいね~…と、限りなくゲコに近く、居酒屋でお酒を一杯もごちそうしてもらえなさそうなやつは思いました。ノンアルコールのならおごってもらってもいいんだけど…。(コラ)。

 おさえ目な声で、たとえば飲んでるお酒の話や、雨が降りそうだね…とか何気ない話などしながら、静かにグラスを傾ける二人(何となくイメージ)。いい風景だなぁ。いい時間だなぁ…。何と粋なことか…。

 それ以外にも、風景の見える曲が多々。平成の終わりの秋の夜にじっくり聞い昭和な歌。こういうのもいいな~と改めて思ったのでした。



※居酒屋画像が…ない