信じられない!

 それは、8月の終わりのある夜のこと。そろそろ寝ましょうかと、天井の明かりを消し、ベッドサイドのテーブルに置いたスタンドだけの明かりにした時のことでした。横になろうかとガーゼケットを触った時、何だか目の前(ベッドの上)を黒い影が走った…いや、小さく飛んだような気が…。

 んなわけはない。きっと気のせいだ…と思おうとしたんだけど、どう考えても何かがいた…。まさか…。まさか…。この間夜中に見つけて大騒ぎした、足がいっぱいある「あれ」がまた?… 怖くて窓は開けっ放しにしないようにしているのに~~

 この間は階段の横の壁だったけど、今度はベッドです。そのまま寝たら、えらいことになりますよね。怖いけど、嫌だけど、しょうがない。昼間はコンタクトだけど、寝る前からは眼鏡の私。外したばかりの眼鏡をおもむろに掛けなおし、もう一度天井の明かりをつけ、勢いつけてガーゼケットをめくり上げたら、そこにいたのは…こんなやつ(画像、お借りしました)。



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 はい、コオロギ君です。それもちっこいの…途端にへなへな~~。何でこんなところにいるのよ~。

 まっ、田舎の子ですからね~(子か?)。これくらいは大丈夫です。つかめますとも。ティッシュ三重重ね、おまけに無言で…(おいおい。必死か?)。捕まえて、すぐに2階の窓を開けてティッシュもろとも庭投げ落としてやりました。…って、そのままほっとけば、美しい音色を子守唄にして寝られるかしら…とか、そんなことして落とされた「敵」は無事だろうか…とか考える余裕もなく。まっ、ティッシュにつつまれた「それ」なので、命は問題はないでしょう。

 それにしても、どこから来たんだろう…。うちは洗濯物を大抵はサンルームもどきに干すんだけど、大きい物は裏庭のとこにある物干しに干すんですね。それを取り入れるために網戸を開けるから、そういう時に、ちょこんと入りこんだか、あるいは、週に一度の生協の時にしばらく開けてあった玄関から入りこんだか…。そんなのしか思い当たりません。何せ二階の窓は、「あれ」から、「さっ!」、「ぱっ!」としか開けてないので入りようがないはずなんです。

 ただ、それだけならまだ良かった。

 それは今朝のことでした(またそれか…)。まだ半分寝た顔を洗いに洗面所に立ったとき、また何かが足もとで動いたように見えたんです。二度見したけど、やっぱり何かが…。でも、今度は黒くない…。何かがいる。で、また動く…。顔を洗うわけですから、当然眼鏡を外しています。そっと下をのぞきこんだら、それは…こんなやつ! …って、今度は画像は載せません。

 それは、ちっちゃいちっちゃい、まだ2センチにも満たないくらいの赤ちゃんトカゲだったんです。体はまだ色がついてないというか、きれいなベージュ色。今度は声が出ました。

 あっちの方が、ホントは怖いだろうのにね…。あっちからしたら、こちらは巨人。その巨人がすぐそばで自分をのぞきこんだ上に、どでかい大声をあげたのですから、その子は泡を食ったようにちょろちょろそのあたりを動いたあと、おびえてしまったのか、その動き止めました。

 母を呼び、どうしよう、捕まえて放り出すしかない、どうやってほうりだすの? 手で捕まえるわけ? ティッシュでもいやだ~!…とか騒いでる間に、その子はちょろちょろと食器棚の裏にもぐりこんでしまったんです。

 最悪だ~~~!!! 

 いただきもののいいほうき(ただし、ほとんど使っていない)の柄をそのあたりにチョンチョンしてみても反応はなし…というより、動いていてもわからない。食器棚を動かす以外にその子を捕まえるすべはもうありません。…というか、食器棚を動かしたとしても、また逃げられるかも。まして、出てくるのをずっと見張ってるわけにもいかないし、万事休すというやつです。

 またベッドに寝ようとしたら、そこにその子がいた…なんてことになったらどうしよう。そんなことを思いながら、神棚に向かって、「どうぞ。あの子が何事もなく出ていってくれますように(パンパン)。

 気の重い夕方、反対側から追い込んだらしい、キンチョール片手の母が叫びました。「出てきたわよ~! 早く捕まえて~!」…って、自分で捕まえてよ…とは思ったんだけど、見つけたら捕まえようと準備していたほうきと、ほうき同様、ほとんど使われることのない塵取りで、何とか捕獲。すぐに庭に放り出しました。バンザイ

 この子は、ごく小さな体ですからね。網戸の隙間からでも入れたとは思います。でも、いるはずのないものがこんなに家の中にいるなんてことは、ほとんどありません。6月から35℃前後の最高気温が延々と続くような暑さ(9月に入っても今日は35℃だし)の夏に、あの子たちもどうにかしてしまっているんでしょうか…。

 何にしろ、神様ありがとうございました。おかげさまで住み分けできました。がんばって、いいやつになります(再びパンパン)。




 画像は、看板の、同じく信じられな~い説明書きに注目。これはだれが張りつけたんだろう。そんなので進むのは嫌だ~



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