『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

彩雲っていうのか~♪

 夕方裏庭であれこれしていたら、ふっと空が気になりました。「面白い雲だな~。骨が見える魚みたい。熱帯魚にこういうのいたな~」などと思いながら空を眺めていたら、虹が出てるじゃありませんかお天気なのに…???

 そういうのを始めてみたので、屋内に戻りデジカメを取りだして外に出てみたら、かなりの部分に弧を書いていたのが、少し減ってます。で、裏庭からその向こうの小道にさらに出て撮ろうとしていたら、後ろから「雲ですか~?」と声がしました。近くに新しく家を建てられた、50代くらいのご近所さんです。やはり近くに借りてらっしゃる家庭菜園帰りなのか、その手には何故か(?)ネギが数本…。奥様から、「足りないから採ってくるように」とのお達しがあったのかもしれません。

「今日は面白い雲が出てますからね」と、ご近所さん。

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                      今日、いくつも出てたその面白い雲…。

「いや、虹です! 虹…。夕立が降ったわけでもないのに…。面白いから撮ってやろうと思って…」

「虹?」

 空を見上げたご近所さん、「ほんとだ…。へぇ、初めてみた」(私もです)。「だけど…」(だけど?)

「あれ、虹じゃないですよ。たしか…彩雲…」

「さいうん? 松江にある和菓子屋さんの彩雲堂の彩雲ですか?」(ご近所さん、思わず笑う)。

「そう。あの字。いろんなタイプがあるみたいだけど、これ、ほんとに虹みたいですね。確か太陽の近くを通りかかった雲に含まれてる水滴に太陽に光が反射して、あんな風に見えるそうですよ」

 恥ずかしながら、知りませんでした。お互いに、その彩雲を見上げながらの会話です。「へ~」と感心していると、「ああ、消えていく。早く撮って、撮って…」と急き立てられて撮ったのがこれ。ほんとはもうちょっと見えてたはずなんだけど、どういうわけか写真では短くしか見えてませんね。

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 私が彩雲にカメラを向け始めると、ご近所さんは「じゃ」と去っていかれます。

 「ああっ。それ吉兆だそうですよ」。後ろ姿が言いました。

 「吉兆?」と振り向くと、 「そう。昔から、それを見ると、特別ないいことがある…と言うそうです。おかげで僕もみせてもらいました(あちらも振り向いて、にこり)」。

 特別ないいこと…。多分、珍しいから、「これはきっといいことがある」と昔の人が言ったんでしょうね。でも、ちょっとうれしい。今世の中に、いろんな素敵じゃないことが起こるから、そう聞くだけでも…ね。

 消えるまでそれを眺め、帰ってネットて調べてみると、地震の予兆という説もあるそうですか、それは都市伝説の一つだと書いてありました。そして、「こんな雲を見たんだけど、悪いことが起こる前触れじゃないだろうか」と聞いていた人にこんなコメントが返ってきていました。

 「あなたにいいことが起こるという前触れだと思います」

 う~ん。いい答えだ



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ネットで見た彩雲。これは、弧が上を向いているけど、私が見たのは、弧が下を向いていて、これより少し細い…という違いはあるけど、ちょうどこんな感じの彩雲でした。これを見たあなたに、そして私に、いいことがあります様に~